はじめに
東大の二次試験で、自分の受験教室がどこになるか、会場はどんな雰囲気なのかなどが気になる人も多いでしょう。
この記事では、机の広さや、リスニングの音声の聞き取りやすさ、トイレの混雑度合いなどを、FairWindメンバーへのアンケートをもとに、科類別でお伝えします!
今回は、駒場キャンパスで受験をする文系の教室についてご紹介します。
理系が受験する本郷キャンパスの記事はこちら
※2021年度までの情報です。2022年度以降は変わる場合もあるので要注意です!
受験票や大学のホームページなどもあわせて確認してくださいね。
文科一類
駒場11号館
英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 4/5 比較的聞き取りやすい
トイレの混雑具合
★★☆☆☆ 2/5 混雑する
机・椅子
★★★☆☆ 3/5 やや狭い
試験終わってから教室を出るまで
1日目:15分くらい
2日目:1時間くらい
(教室によって反対の可能性あり)
大きめの教室が多くある建物です。
11号館のトイレはかなり並ぶため、近くにある屋外のものや、隣にある1号館のものを使ったという人がかなりいました。
1つの長机に2〜4人が座るようです。
机が手前に若干傾いているので、鉛筆が転がらないよう要注意!
椅子は固定されていて自由に動かすことができません。いつもと違う環境での受験の練習をしておきましょう。
駒場13号館
英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 4/5 比較的聞き取りやすい
トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5 やや混雑する
机・椅子
★★★☆☆ 3/5 やや狭い
試験終わってから教室を出るまで
1日目:1時間くらい
2日目:30分くらい
(教室によって反対の可能性あり)
11号館と同じく、大きめの教室が多い建物です。
「リスニングの音質は想像していたほど悪くはなかった」と「音量小さすぎてほとんど聞き取れなかった」のどちらの声もありました。
長机に2〜4人が座ります。
机が手前に傾いているものもあり、鉛筆が転がってしまった人もいたようです。
筆者は大学の期末試験を13号館で受けたことがあるのですが、椅子が床に固定されている上に、座面が硬く、腰が痛くなったのを覚えています。
教室によっては、退室まで2時間近く待たされることもあるようです。
駒場1号館、駒場7号館、900番講堂が試験会場になることも
これらの教室については、文科二類・三類の章を参照してください。
感染症対策の仕切りが邪魔だったと答えた人が多かったので、狭いスペースでの問題演習に慣れておくといいでしょう。
文科二類
駒場7号館
英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 4/5 比較的聞き取りやすい
トイレの混雑具合
★★★★☆ 4/5 あまり並ばない
机・椅子
★★★☆☆ 3/5 やや狭い
試験終わってから教室を出るまで
1日目:1時間くらい
2日目:30分くらい
(教室によって反対の可能性あり)
やや古めの建物ですが、トイレは綺麗に整備されています。
男子トイレは奇数階、女子トイレは偶数階にあります。
建物を出てすぐに屋外のトイレも設置されています。
「前後の間隔が特に狭く、解答用紙を広げるのに苦労した」とのコメントがありました。
1つの長机に3人程度が座るようです。
駒場12号館
英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★★ 5/5 とても聞き取りやすい
トイレの混雑具合
★★★★☆ 4/5 あまり並ばない
机・椅子
★★☆☆☆ 2/5 狭い
試験終わってから教室を出るまで
1日目:1時間くらい
2日目:45分くらい
(教室によって反対の可能性あり)
建物は古めです。
「リスニングの音質はクリアだった」と答えた人が複数人いました。
屋外のトイレが近くに設置されているので、混んでいる場合はそちらも利用しましょう。
机の幅や、前の席との間隔が狭く、解答するのに苦労したとの声が多く寄せられました。
一部の席では、4〜5人が1つの机に配置される場合もあり、席を立つのに苦労するかもしれません。
文科三類
駒場1号館
英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 4/5 比較的聞き取りやすい
トイレの混雑具合
★★★★☆ 4/5 あまり並ばない
机・椅子
★★★★★ 5/5 広め
試験終わってから教室を出るまで
1日目:1時間くらい
2日目:30分くらい
(教室による)
正門を入ってすぐの、時計台が印象的な建物です。
1つの机に座るのは1〜2人で、他の教室よりも少なめです。
椅子が床に固定されておらず、机も比較的広めです。高校の教室に近い雰囲気です。
駒場5号館
英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★★ 5/5 とても聞き取りやすい
トイレの混雑具合
★★★★☆ 4/5 あまり並ばない
机・椅子
★★★☆☆ 3/5 やや狭い
試験終わってから教室を出るまで
1日目:45分くらい
2日目:45分くらい
リスニングはかなり聞き取りやすいです。
男子トイレの個室を利用する場合、かなり待つ場合もあるようです。
1つの長机に3人程度が座ります。
「机と椅子がやや遠く、座りにくかった」とのコメントがありました。
解答用紙が回収された後は、参考書などを読むこともできます。退室するまでの暇つぶしにお絵描きをしていたという人もいました。
900番講堂
英語リスニングの聞こえやすさ
★★☆☆☆ 2/5 聞き取りにくい
トイレの混雑具合
★★★★☆ 4/5 あまり並ばない
机・椅子
★★★☆☆ 3/5 やや狭い
試験終わってから教室を出るまで
1日目:30分くらい
2日目:1時間くらい
駒場でも最大級の広さの教室です。
広さゆえに、リスニングはかなり聞き取りにくいようです。
「机と椅子の間隔が狭い」「前の席の背もたれが机より高いので、解答用紙を配置しにくい」などのコメントがありました。
仮設トイレが屋外にも設置されているので、トイレでそこまで長く待つことはなさそうです。
2019年度はトラブルがあり、試験終了後、2時間ほど教室で待たされたようです。当日中に帰る予定の人は、新幹線や飛行機の時間に余裕を持っておきましょう。
他にも、駒場13号館が試験会場になることも
駒場13号館については、文科一類の章を参照してください。
いろいろなところで待ち時間が発生しがちなので、心を落ち着ける工夫ができるようになると良さそうです。
おわりに
駒場では、公共交通機関が基本的に京王井の頭線のみなので、混雑防止のために教室でかなり長い時間待たされることが多いようです。帰りの飛行機などは余裕を持って予約をしておきましょう。
最後に、紹介しきれなかったアドバイスを紹介します。
- 駒場はコンビニが遠いので、お昼ご飯を忘れずに持っていってください。
- 部屋が寒かったり、暑かったりするので、温度調整しやすい服装でいきましょう。
- 申し出れば、座布団が使える場合があります。椅子が硬いときに備えて、持っていくといいかもしれません。
受験教室の状況は、年によって変わります。どの建物に割り当てられたとしても、自分の力が発揮できるよう練習をしておきましょう。
FairWindは受験生を応援しています!