2021年8月16・17日、県立山口高等学校の生徒様50名を対象に、オンラインセミナーを実施いたしました。
今回のセミナーでは、「計画的な受験生を目指して」というコンセプトのもと、
受験期に関する幅広い話を聞いて、受験へのイメージを具体的にしてもらう
具体化したイメージを自分に当てはめ、受験本番までの計画を立ててもらう
という過程を経て、計画を立てているからこそ、勉強に気を取られすぎることなく、部活も行事も全力で楽しめる高校生になってもらうことを最終目標としました。
以下では、セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。
セミナーの流れ
本セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。
13:30〜13:40 オープニング
13:40〜14:00 アイスブレイク
14:00〜15:05 プレゼンテーション
15:15〜16:35 ワークショップ
16:35〜16:55 個別相談会
16:55〜17:00 クロージング
3時間以上にわたるセミナーのため、適宜休憩を挟みつつ実施いたしました。
アイスブレイク
企画の最初を飾るコンテンツは、タメになるお話でもディスカッションでもなく、紙芝居ゲームです。
当日一緒にグループ活動をする高校生と大学生で、お題のストーリーが上手く繋がるように一人一枚の絵を描くことで、打ち解けてもらうことを目的としました。
上手く繋がったグループも繋がらなかったグループも、賑やかな雰囲気で楽しんでもらえたのではないかと思います。
高校生からも、「最初に緊張をほぐせたので良かったです」といった感想を聞くことができました。
プレゼンテーション
東大生が受験期にどのように過ごしていたのか、どのような勉強法をしていたのかについて、プレゼンテーション形式でお伝えしました。
最初は高校生全員に受験期の過ごし方を、次に文理に分かれて科目ごとの勉強法を、最後に勉強と学校生活の両立と志望校決定のどちらか選択した方を聞いていただきました。
合計3つのプレゼンテーションを見ていただいたことで、勉強法から息抜きの方法まで幅広い情報を得て、受験に対する具体的なイメージを持ってもらうことができたのではないでしょうか。
ワークショップ
「計画を立てる力をつける」をテーマに、受験までの長期的な学習計画を、グループごとに分かれて大学生のサポートを受けながら、高校生に立てていただきました。
苦手科目を1つ決めてもらい、苦手の原因と目標設定を経て、自分なりの学習計画を立てていただくという流れで進めました。
大学生は、高校生のサポートをしつつ、自身の体験談も踏まえてアドバイスをしました。
東大生の意見や経験を参考にしながら、実際に学習計画を立ててみることを通して、企画実施後に自分自身の力で学習計画を立て、実行する力を身につけていただけたのではないかと思います。
個別相談会
ワークショップのあとは、同じグループのまま個別相談会を行いました。
受験勉強や進路選択、大学生活についてなど、さまざまなジャンルの質問に、大学生が一つ一つ丁寧にお答えしました。
「高校時代の話などを聞くことができて東大を身近に感じることができた」などの声をいただき、普段東大生と関わることのない高校生に、貴重な機会を提供することができたのではないかと思っています。
まとめ
今回の企画では、大学受験はまだまだ先である高校2年生に、受験までの計画を立ててもらうという難しい課題に取り組んでいただきました。しかし、どのグループでも積極的な姿勢が見られ、無事に計画を完成させることができました。
参加してくださった皆様が部活も行事も全力で楽しめる高校生となるために、今回のセミナーが少しでも役に立っていれば嬉しいです。