2021年8月8日(日)・9日(月)に、宮城県仙台第二高等学校、岩手県立盛岡第一高等学校、岩手県立盛岡第三高等学校、福島県立福島高等学校、福島県立安積高等学校、秋田県立秋田高等学校、秋田県立秋田南高等学校、秋田県立大館鳳鳴高等学校、山形県立山形東高等学校の生徒様47名を対象に、2日間にわたる企画を実施いたしました。
例年は合宿形式で行っている企画ですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の情勢を踏まえて、昨年と同様にオンライン方式で行いました。
本企画は東大志望の高校2年生を対象としており、「志望を確固たるものに」「仲間、ライバル、そして『先輩像』を手に入れる」「合格のための指針を得る」のコンセプトのもと、生徒の皆さんに自らの志望校合格について考えていただきました。
1日目
いくつかのテーマについて参加者のちょうど真ん中の回答を狙ってもらいつつ、互いの地元や高校について情報を共有するアイスブレイクを行いました。
さらに、大学生活について東大生にインタビュー形式で話を聞いていただき、東大での生活を身近に感じていただくことができました。
昼休みを挟んだあとは、高校では学べない大学の学問についてのミニ講義を行い、生徒の皆さんに大学の勉強のイメージを掴んでもらいました。
1日目の最後は自由懇談を行い、生徒の皆さんには1日目に得た疑問点を解消したりミニ講義で得た知識をより深く掘り下げたりしていただくことができました。
2日目
はじめに、中高一貫の有名進学校出身の東大生と東北の公立高校出身の東大生が参加するワークショップを行いました。
普段あまり知ることの無いであろう都市圏の受験生の内情について知ってもらいつつ、東北地方の高校生がどうやって志望校に合格するかをイメージしてもらうことができたと思います。
次に、各自選択した科目に分かれ、苦手克服のための勉強について少人数形式でワークショップやプレゼンテーションを行いました。
昼休みを挟んだあとは、二日間の東北合宿を通して得た知見を踏まえた上で、合格に向けた勉強計画を立てるにあたりどのような視点が大事かを高校生に考えてもらうワークショップを行いました。
その後、自由懇談を行い、生徒の皆さんが自らの興味や疑問について東大生に個別に相談する時間としました。
両日合わせておよそ2時間半の個別相談の時間の中で、聞きたいことを全て消化していただけたと思います。
最後には班ごとに分かれて二日間の感想を発表して頂き、志望を確固たるものとする機会としました。
まとめ
2日間という長時間にわたる企画で、オンラインでの企画ということもあり、参加者としてもかなり集中力が必要だったかと思います。
しかし、どの生徒も熱心に大学生に質問したり積極的にワークショップに取り組んだりしており、自分の進路について真剣に向き合おうとする姿勢が感じられました。
この東北合宿オンラインが、生徒の皆さんの残り1年半の高校生活や受験生活に向けての1つの指針となれば幸いです。