企画概要
2022年8月9日~10日、東北地方の高校6校(秋田県立秋田高等学校、秋田県立秋田南高等学校、秋田県立大館鳳鳴高等学校、岩手県立盛岡第一高等学校、岩手県立盛岡第三高等学校、福島県立福島高等学校)より、東大志望の2年生の生徒様 18 名を対象に、東北合宿オンラインを実施いたしました。
今回のツアーでは、「東北から東大へ」というコンセプトのもと、以下の3つを企画の目標としてコンテンツを作成しました。
・志望を確固たるものに
・仲間、ライバル、そして「先輩像」を手に入れる
・合格のための指針を得る
以下では、東北合宿の内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。
東北合宿の流れ
本企画は、以下のようなタイムスケジュールで行いました。
1日目(8/9)
10:00~10:10 オープニング
10:10〜10:45 アイスブレイク
11:05〜12:05 パネルディスカッション「本当のライバルは誰だ?」
13:00〜15:45 ワークショップ&プレゼンテーション「あなたはどうする?」
16:00〜17:00 自由懇談会
2日目(8/10)
9:40〜10:30 インタビュー「東大ってどんなとこ?」
10:45〜12:00 プレゼンテーション「苦手克服法」
13:00〜14:55 プレゼンテーション&ワークショップ「戦略を立てよう!~入試突破クエスト~」
15:15〜16:00 自由懇談会
16:00〜16:20 各班での振り返り
16:20~16:30 クロージング
アイスブレイク
アイスブレイクでは、2日間一緒に活動する班ごとに、自己紹介と、東大にまつわる班対抗のクイズを行いました。
班のメンバー同士で距離を縮めるとともに、東大についての豆知識を知ることで、東大生を身近に感じていただけるよう試みました。
生徒様からは、
「東京大学のことを知りながら高校生・大学生の皆さんと打ち解けることができて良かった」
「東大生の皆さんが笑顔で話してくれたり、素晴らしいプレゼンを行ったりしている姿を見て、憧れの先輩像をイメージすることができた」
などの感想をいただきました。
パネルディスカッション「本当のライバルは誰だ?」
このコンテンツでは、東大を目指す上で戦う首都圏のライバルについてと、地方から実際に東大に合格した先輩たちがどのようにして東大受験を乗り越えたのかについての2点を知っていただくため、属性の異なる大学生たちによるパネルディスカッションを行いました。
出身地(首都圏、地方など)や、学習スタイル(先取り学習する、しないなど)の異なる4人のパネラーによる体験談などから、今後勉強を進めていく上での意識の持ち方やモチベーションの保ち方など、参考になることがたくさん得られたと思います。
生徒様からは
「首都圏出身の方との差を感じて、もっと自分も頑張ろうと思った」
「自分と違う環境にいるライバルのことを知ることができてよかった」
などの感想をいただきました。
ワークショップ&プレゼンテーション「あなたはどうする?」
このコンテンツは、様々な人との意見交換を通して勉強法について考えを深めていただくワークショップと、東大2次試験の内容や特徴、対策法についてのプレゼンテーションを生徒様に聞いていただくプレゼンテーションの2本立てで行いました。
ワークショップで班内の大学生・高校生と架空の高校生の模試成績を分析したり、生徒様自身の勉強法について考えを共有したりしていただいた後に、2次試験に関する知識を深めていただくことで、生徒様が今後の学習に役立てられる内容になったと思われます。
生徒様からは、
「どんな理由でどんな勉強をすればいいのかということについて深掘りしてくれたので、これからの勉強の方針を立て易くなった」
「他校の子と学習法を共有することはないので良い機会になった」
「国語2次の随筆はそんなに難しいのかと驚いた」
などの感想をいただきました。
インタビュー「東大ってどんなとこ?」
「文系の学問」「理系の学問」「東大の授業」「進学選択」「東大生の生活」の5つのテーマのうち、興味のあるもの2つを生徒様に選んでいただき、それぞれのテーマに詳しい大学生にインタビュー形式で質問をしていただきました。
生徒様からは
「○学部で学ぶことについて、カリキュラムなどを見せてもらい具体的に知ることができた」
「東大生の学校生活の大枠を掴むことができた」
などの感想をいただきました。
プレゼンテーション「苦手克服法」
生徒様が苦手としている科目について、高校生時代に苦手を克服した大学生がプレゼンテーションを行いました。
生徒様からは
「苦手レベル別に克服法を伝授してくれたので、自分のすべきことがわかった」
「苦手をいかに潰すか考えられた。自分の場合に当てはめて勉強法を見直したい」
などの感想をいただきました。
プレゼンテーション&ワークショップ「戦略を立てよう!~入試突破クエスト~」
それまでのコンテンツを踏まえ、合宿の総まとめとして、大学生が学習計画の立て方についてお伝えするプレゼンテーションと、実際に生徒様に計画を立てていただくワークショップの2本立てで行いました。
自分の学習状況を踏まえて計画を立てる方法を知ったうえで、合格に向けてどの教科でどんな点が足りていないかを生徒様に分析していただき、足りない点への対策法やそれを実行するための学習計画を大学生と共に考えていただきました。
生徒様からは、
「入試に向けた計画を立てることができ、合格までの道筋が見えてモチベーションが上がった」
「計画へのアドバイスを得られたり、他の人の計画を知ることができてよかった」
などと高い評価をいただきました。
自由懇談会
参加している全大学生の特性などを生徒様にお伝えし、生徒様が希望する大学生と自由にお話できる時間を設けました。
生徒様からは
「緊張しすぎないで楽しく話せた。日常生活から入試の話までいろいろな話題について聞いたが、自分には無い視点からの話が多く、深く考えるきっかけになった」
「直接東大生と話せる機会はあまりないのでとても有意義な時間だった。個人的な進路とか悩みに関わる話を聞けてよかった」
などの感想をいただきました。
まとめ
今回の東北合宿では、2日間という長い時間東大生と密に触れ合っていただくことで、東大や東大生に対する心理的障壁を解消しました。
生徒様からも
「とても楽しく受けられたし、役に立つ情報もたくさん得られて良かった」
「東大への憧れがとても強くなった」
「絶対東大に合格します!!」
などの声をいただき、やる気に火が付いた様子でした。
この企画を通して東大への志望を確固たるものにし、仲間やライバル、先輩像を手に入れ、合格のための指針を得ていただけていれば幸いです。
これからの一年半の間、目標に向けて最後まで走り続けていただければと思います。