2022/03/19 盛岡第一高等学校 オンライン

地方高校生に、追い風を

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企画概要

2022年3月19日、盛岡第一高等学校の生徒様21名を対象に、オンラインセミナーを実施いたしました。  

今回のツアーでは、「行けるぞ岩手、待ってろ東大」というコンセプトのもと、岩手という東京から離れた地域で暮らしている生徒様にも東大について知ってもらい、自分も東大に合格することは可能であるという自信を持ち、そして実際に合格していただきたいという思いを持って企画を実施させていただきました。 

企画作成にあたって、高校の先生方と企画について入念に話し合いをしました。先生方は、東大志望の生徒様に浪人も含めて東大志望を貫いてほしい思いがあるものの、今年の1年生は消極的な生徒様が多く、進路選択においても安全志向の選択を取るのではないかという懸念を抱かれておりました。また、生徒様に東大について知ってもらうため、大学生と直接交流することを強く望まれていました。

今回の企画では、
「キャンパス、学部の紹介や東大生との交流を通して、東大を身近に感じ、志望を確固たるものにしてもらうこと」
を1つ目の目的としました。

また、学校は浪人に対して否定的ではないものの、長期的に考えた時に合格率の低さを気にして後輩が志望をためらってしまうこともありうると考え、
「東大生から具体的に勉強のアドバイス等を聞くことを通して合格までの具体的なビジョンを持ってもらうこと」
を本企画の2つ目の目的としました。

以下では、セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

セミナーの流れ

本セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

13:00〜13:05  (5) オープニング
13:05〜14:15  (70)  ワークショップ
14:15〜14:30  (15)  休憩
14:30〜15:15  (45)  プレゼンテーション
15:15〜15:20  (5)  クロージング
15:20〜16:00  (40)  個別相談会

ワークショップ

東京大学の前期課程をすごろくで表現して、生徒様に東大の学生生活を疑似体験していただけるワークショップを行いました。また、途中に東大の基本情報や進振りの詳細に関するプレゼンテーションを挟み、東大に関する事柄をより知っていただきました。

企画終了後のアンケートでは「東大がより魅力的に感じられるようになった」「大学についての理解が深まった」などの感想をいただき、東大入学後を見据える手助けになり、勉強のモチベーション向上にも繋がったことと思います。

プレゼンテーション

授業で身につく力の他に東大に合格するためにはどのような力が必要なのか、そしてどのようなペースで勉強するのが望ましいのかという2点を中心に、東大を視野に入れた各教科の勉強について、大学生がプレゼンテーションを行いました。

個別相談会

生徒様が大学生と自由に懇談できるようにしました。生徒様一人ひとりに寄り添う場を設けることで、勉強や高校生活に関する不安や悩みをできる限り取り除き、東大生という存在をより身近に感じていただくことを目的としました。

まとめ

生徒様には大学生との交流をとても楽しんでいただけたようです。また、企画後のアンケートでも、本企画への、生徒様の満足度は非常に高いように思われました。

このセミナーを通して東大という存在をより身近に感じ、生徒様が東大合格までのビジョンをより具体的に持つことができたら本企画の目的は達成されたものと考えております。そして本企画での経験を糧として生徒様にはぜひ一人ひとりが納得できる高校生活を過ごしていただければと思います。