2018/03/3-4 盛岡第一高等学校 東大ツアー

地方高校生に、追い風を

2018年3月3日(土)、4日(日)の2日間に渡り、岩手県立盛岡第一高等学校の1年生47名を対象に東大ツアーを実施いたしました。
本企画のキーワードは「今日は1日東大生!」。
生徒さまに東大生となった自分を具体的に想像していただきながら、1日東大生としてツアーに参加していただきました。1日東大生として模擬授業を受けたり、キャンパスを歩いたりすることで、東大での生活を現実味を持って体感していただけたようです。

3月3日@本郷キャンパス

ワークショップ:1日東大生認定試験

今回の東大ツアーのキーワードである「今日は1日東大生!」に先立つコンテンツとして、東大の入学試験を高校生の皆様に解いていただきました。東大の問題を解くということで最初は困惑していたようですが、問題に真剣に向き合うことで、少しずつ「わかった!」という顔が見られるようになっていったのが印象的です。東大の入試に対する過大評価を修正し、解けるんだという自信を身につけたのではないでしょうか。

模擬授業(文系)

東京大学大学院 人文社会系研究科の高橋典幸准教授に日本の中世史をテーマに模擬授業をしていただきました。歴史の面白さを絵巻や計算問題などのさまざまな史料を用いて解説いただき、歴史を暗記科目だと思っていた高校生の皆様は驚きを感じたのではないでしょうか。

模擬授業(理系)

東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 都市資源管理研究室の森口祐一教授に、衛生工学をテーマに模擬授業をしていただきました。身近なエネルギー問題を中心に文系理系をまたぐような内容の講義は、東大ならではの「学問」を味わえたのではないでしょうか。

プレゼンテーション:東大生の時間割!

生徒の皆様が実際に東大生になったつもりになって自分の好きな授業を受けるということを体験してもらうことを目的として、6人の大学生による授業紹介プレゼンの中から気になるプレゼンを3つ聞いてもらいました。生徒さまがどのプレゼンも真剣になって聞いている様子が印象的でした。このプレゼンテーションが高校生の皆様の、大学の学びをイメージするきっかけになっていましたら幸いです。

キャンパス探検

東大の先生や学生から東大の授業の話を聞いたあとは、実際にキャンパスを歩くことで「1日東大生」を体感してもらいました。ただ歩くだけでなく、自ら時間割を作成し、授業や空きコマの使い方を決めた上で、その時間割通りに歩いて、東大生としての一日を過ごしてもらいました。

個別相談会

午後の本郷キャンパスでのツアーを終え、夜はホテルでの個別相談会を行いました。高校生の皆様からの積極的な質問が飛び交い、たいへん盛り上がりのある相談会となりました。

ワークショップ:自己分析

個別相談会の後は、自己分析ワークショップを行いました。このワークショップでは、その日1日の東大ツアーを踏まえて高校生の皆様に自身の理想の姿を書き出してもらい、それに対して今の自分に足りないものを考え、明日から実行できるような目標を考えてもらいました。今後もこの方法を使って、これからぶつかるであろう様々な壁を乗り越えて欲しいと思います。

3月4日@駒場キャンパス

キャンパス散策

東大に入学すれば必ず過ごすことになる駒場キャンパス。どこでどんな授業を受けているのか、どんな施設で東大生がどう過ごしているのか、などを東大生とともに歩きながら、雰囲気をつかんでもらいました。