2020/08/15-16 東北合宿オンライン

地方高校生に、追い風を

2020年8月15日(土)・16日(日)に、宮城県仙台第二高等学校、岩手県立盛岡第一高等学校、岩手県立盛岡第三高等学校、福島県立福島高等学校、福島県立安積高等学校、秋田県立秋田高等学校、秋田県立秋田南高等学校、秋田県立大館鳳鳴高等学校、山形県立山形東高等学校の生徒様52名を対象に2日間にわたる企画を実施いたしました。例年は合宿形式で行っている企画ですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の情勢を踏まえて、オンライン方式で行いました。本企画は東大志望の高校2年生を対象としており、「志望を確固たるものにする」「仲間・ライバルを手に入れる」「合格のための指針を得る」のコンセプトのもと、生徒様には自らの志望校合格について考えていただく場といたしました。

1日目は、まず地元に関するテーマトークや自己紹介に関するクイズを出し合い、アイスブレイクを行いました。さらに、大学生活について東大生にインタビュー形式で話を聞いていただき、東大生を身近に感じていただくことができました。昼休みを挟んだあとは、大学生が勉強段階をパーツに分けて紹介し、勉強指針を立てる手助けとしました。1日目の最後には、高校では学べない大学の学問についてのミニ授業を行い、高校生たちに大学の勉強のイメージを掴んでもらいました。

2日目は、はじめに中高一貫の有名進学校出身の東大生が、普段あまり知ることの無い であろう都市部の受験生の内情についてお話ししました。 次に、苦手教科を克服した東大生が、苦手克服のための勉強について少人数形式でワークショップを行いました。 午前中最後の企画として、東北出身で授業進度も遅く、最後まで思うように成績が伸びない逆境のなか、合格した東大生が自身の体験を伝えるプレゼンを行いました。 昼休憩を挟んだのちに、二日間の東北合宿を通して得た知見を生かして、合格に向けて勉強計画を立てるにあたって、どのような視点が大事かを高校生に考えてもらうワークショップを行いました。 最後に、高校生が自らの興味や疑問について東大生に個別に相談する時間を設け、交流を深めました。およそ2時間の個別相談の時間の中で、聞きたいことを全て消化していただけたと思います。

2日間という長時間にわたる企画で、さらに慣れないオンラインでの企画ということもあり、参加者としてもかなり集中力が必要だったかと思います。しかし、どの参加者も熱心に大学生の話を聞いたり積極的にワークショップに取り組んだりしており、自分の進路について真剣に向き合おうとする姿勢が感じられました。 この東北合宿オンラインが、生徒の皆さんの残り1年半の高校生活や受験生活に向けての1つの指針となれば幸いです。