2022/12/28 諫早高等学校 出張セミナー

地方高校生に、追い風を

企画概要

2022年12月28日、長崎県立諫早高等学校・附属中学校、および長崎西高校、長崎北陽台高校、佐世保北高校、精道三川台高校、長崎日大高校の生徒様およそ100名を対象にセミナーを実施いたしました。大学生7名が諫早高校へ出張し、その他に32名の大学生がオンラインで参加するハイブリッド形式で行いました。 
 本企画は、諫早高校の13名の生徒様とFairWindの大学生が協力して、企画作成から当日の運営までを行うものとなりました。

本企画では、「『差』を埋める」というコンセプトを掲げました。作成に関わった生徒様の意見をもとに、「学校内での勉強や、勉強を通して高い目標を掲げることに対する意識の差を埋めていく」ことをねらいとしました。

以下では、企画の内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

セミナーの流れ

本企画は、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

13:30 〜 13:35 オープニング  
13:35 〜 14:35 プレゼンテーション
14:55 〜 15:15 アイスブレイク
15:15 〜 16:45 グループワーク
16:55 〜 17:00 クロージング
17:00 〜     個別相談(任意参加)

1. プレゼンテーション 

プレゼンテーションでは、5名の大学生がそれぞれ異なるテーマの発表を現地で行いました。「志望校の決め方」「苦手教科との向き合い方」など高校時代の学習に関する事柄について、大学生の体験談も交えた発表となりました。生徒様からは、「受験に対する意識が高まった」「これからの学校生活につながるヒントが得られました」といったお声をいただきました。

2. アイスブレイク 

アイスブレイクでは、この後に行うグループワークと同じ班に分かれ、各班を担当する大学生と自己紹介を行いました。グループワークに向けて、お互いの心理的な障壁を取り除くことにつながりました。

3. グループワーク 

グループワークでは、模造紙を使用しながら、プレゼンテーションで扱った5つの話題について各班で話し合いを行いました。また、班を途中で入れ替えることにより、多様な意見に触れることを意図しました。
各教室では活発に意見が飛び交う様子が見られました。「模造紙がいっぱいになるくらい話がたくさん聞けてよかった」「人それぞれ意見が様々なので多方面の意見を聞けて良かった」といった感想をいただきました。

4. 個別相談 

企画の最後に、任意参加の個別相談を実施しました。「自分が気になっていたところを全部聞けた」「大学生が一人ひとりに向き合って質問に答えてくれました」などのお声をいただきました。

まとめ

今回のセミナーは、グループワークを中心に、生徒様に学習面の課題について考え、議論していただくものでした。このセミナーが、学力の差意識の差といった課題に向き合い、その改善へと動き出す一歩になればと考えております。

また、今回の企画作成に関して、生徒様と話し合いを重ねることでより効果的な企画を作成することができたのではないかと感じております。一方で、生徒様と企画作成・運営を行うことの難しさも明らかになりました。
今回の企画で得られた反省事項を引き継ぎ、今後は同様な企画において質の向上を図りたいと考えております。