【2024最新】東大二次試験の教室 文系編【駒場キャンパス】

地方高校生に、追い風を

はじめに

東大の二次試験で、自分の受験教室がどこになるか、会場はどんな雰囲気なのかなどが気になる人も多いでしょう。

この記事では、机の広さやリスニング音声の聞き取りやすさ、トイレの混雑度合いなどを、FairWindメンバーへのアンケートをもとに、科類別でお伝えします!

今回は、駒場キャンパスで受験をする文系の教室についてご紹介します。
理系が受験する本郷キャンパスの記事はこちら

※2023年度までの情報です。2024年度以降は変わる場合もあるので要注意です!
受験票や大学のホームページなどもあわせて確認してくださいね。

文科一類

駒場11号館

英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 3.6/5  比較的聞き取りやすい

トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5  少し並んだ

机・椅子
★★★☆☆ 3/5 やや狭い

11号館はトイレの数が少なく、他の建物へ誘導されることもあるそうです。
「7号館前の常設野外トイレとか仮設トイレの方も検討すべき」という声もありました。
11号館内のトイレが混雑していることを見越して、休み時間になったら早めにトイレへ行っておきましょう。

椅子について、普段は座面が畳まれていて背もたれと座面が後ろに傾いている形状が多いようです。
机が斜めになっている、椅子を引けない、などの声がありました。

駒場13号館

英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 3.5/5  比較的聞き取りやすい

トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5  少し並んだ

机・椅子
★★☆☆☆ 2/5  狭い

13号館は教室が広いという特徴があります。
前の方に座っている人はリスニング音声が聞き取りやすい一方、後ろの方に座っていると聞き取りにくい、といった声がありました。
普段からリスニングの音源をあえて離れたところに置いて練習すると良いでしょう。

椅子は普段は座面が畳まれているタイプで、冷たいうえに固いとのことですので、クッションを忘れないようにしましょう。
机の縦幅が狭いうえ、前の人の椅子が机と一体化しているため、「前の人の背中に問題用紙が当たるくらいだった」「解答用紙が広げられなかったので折って解いた」「隣の人がトイレに行ったせいで途中で立たなきゃいけなくなった」などの苦労話が聞かれました。

900番教室

英語リスニングの聞こえやすさ
★★★☆☆ 3/5  少し聞き取りにくい

トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5  少し並んだ

机・椅子
★★☆☆☆ 2/5  狭い

900番教室は待ち時間を含め、非常に寒いです。
試験中はもちろんのこと、休憩時間や席を立つ際にも、使えるような防寒具を事前に準備しておくようにしましょう。

リスニングについては、「よく言われる音響機材の劣悪さはそれほど感じなかった」という声がありましたが、大講堂特有の聞こえづらさはあるようです。

13号館と同様、机の縦幅が狭いため、解答用紙を折るなどの工夫は必要そうです。

他にも、駒場1・7号館などが試験会場になることも

駒場1号館については文科三類の章を、駒場7号館については文科二類の章を参照してください。

文科二類

駒場7号館

英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 4/5  比較的聞き取りやすい

トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5  少し並んだ

机・椅子
★★☆☆☆ 2/5  狭い

7号館の椅子は背もたれと座面が机側に倒れてるタイプです。
椅子、机ともに狭く、試験終盤にはお尻が痛くなった、という声もありました。
クッションの持ち込みは認められているので、持っていくと良いでしょう。

駒場12号館

英語リスニングの聞こえやすさ
★★★★☆ 4/5  比較的聞き取りやすい

トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5  少し並んだ

机・椅子
★★★☆☆ 3/5  やや狭い

リスニングの音質は比較的良質との回答が多かったですが、「聞き取りづらかったけど、教室が狭めだったのもあってなんとか問題は解けるレベルには聞き取れた」という声もありました。

トイレの混み具合は男女差が大きく、男子トイレの方が混むそうです。
女子からは「男子トイレの行列を初めて見ました。女子はスムーズで最高でした」という声もありました。

文科三類

駒場1号館

英語リスニングの聞こえやすさ
★★★☆☆ 3/5  少し聞き取りにくい

トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5  少し並んだ

机・椅子
★★★★☆ 4/5  比較的広い

リスニングについては、教室が広くないため、音声の聞き取りにくさはないようです。
「結構ノイズがある感じというか、こもる感じというか、聞きづらかった。音源側の問題かも?」という声があり、同年の試験では他の建物で受験した人も同様の聞き取りにくさを感じていたようです。

トイレに大きな問題は無いようでした。

椅子は自由に動かせるタイプで1人1人独立している一方、机は可動式で1つの机を2人で使用するため、「隣の人が消しゴムを使ったら机が揺れてイライラした」という声もありました。
そのような状況でも平常心を保つことができるようにしておくと良いですね。

駒場5号館

英語リスニングの聞こえやすさ
★★★☆☆ 3.5/5  比較的聞き取りやすい

トイレの混雑具合
★★★☆☆ 3/5  少し並んだ

机・椅子
★★☆☆☆ 2/5  狭い

トイレは階によって数が異なり、男子の個室は混みやすいようです。
列に並んでいる時間を有効活用するために、「参考書とか、書き込んだルーズリーフとか持っていくのがおすすめ」などのアドバイスがありました。

他にも、駒場12・13号館などが試験会場になることも

駒場12、13号館についてはそれぞれ文科二類、文科一類の章を参照してください。
教室周辺のトイレが混んでいる場合は、建物の外の仮設トイレも有効活用すると良いでしょう。

おわりに

以上が、FairWindのメンバーの受験体験に基づいた受験教室の情報です。
取り上げた教室のうち、1号館以外で共通していることは、机が長机であることです。
普段の東大模試などでは各自独立した机を使うことも多いと思いますので、心づもりしておくと良いでしょう。
受験時の環境は想像以上に、試験でのパフォーマンスにも大きく影響しますので、予め様々な対策を考えておきましょう。

そして、試験が終わってもすぐに帰宅できるわけではありません。
各教室内で退室順が決まっているため、試験終了後すぐに退室できた人もいれば、1~2時間程待機していた人もいます。
「1日目と2日目で退室順が逆になっていた気がする。試験終了後の待ち時間はかなり暇なので本とか持っていこう!」、「帰りの新幹線がギリギリで東京駅でダッシュしてしまったので、受験生の皆さんは余裕を持って新幹線を取りましょう」というアドバイスも聞かれました。
1日目終了後の過ごし方は2日目へ向けた勉強面、メンタル面の調整に影響を与えることもあると思いますので、皆さんなりの工夫を考えておくと良いでしょう。

では最後に、受験を控えた皆さんへいくつかアドバイスをお伝えします。

  • 教室は寒いことも、暖房が効きすぎて暑いこともあります。防寒具はもちろん必須ですが、調節しやすい衣服で臨みましょう。
  • 駒場キャンパス内にはコンビニがなく、周辺にも1つしかありません。お昼休みに調達する余裕はありませんので、昼食は用意しておきましょう。
  • トイレの行列に時間が取られてしまうと焦りに繋がることもあります。単語カードや自分でまとめたルーズリーフなど、簡易な勉強道具を持っていきましょう。

環境は年度やその時の状況によって大きく変わりますが、しっかりと準備していれば臨機応変に対応できます。
この記事が少しでも助けになれば幸いです。
皆さんが本番で最大限の力を発揮できるように応援しています!