2022/03/05 春の学校(山形県) オンライン

地方高校生に、追い風を

春の学校 WS2

企画概要

2022年3月5日、山形県立高等学校の生徒様60名を対象に、オンラインセミナーを実施いたしました。  

今回のツアーでは、「チャレンジのその先に」というコンセプトのもと、受験期になって志望校への挑戦をしようかどうかを迷ったときにも、自分の意志を最後まで強く貫いてほしいという思いを込めて、企画を実施いたしました。


現役志向の強い生徒様にとっては、挑戦して上位大学を目指すよりも、安全圏を目指そうとする動きの方が強いものと思われます。そこで、進路に迷って心理的に弱くなってしまう時にポジティブになるきっかけを提供したいと考えました。

東大に来た我々だからこそ語れる東大の良さを伝え、東大をはじめとする上位大学を身近に感じ、絶対に行きたいというモチベーションを高めてもらうことを狙いとしました。また、最終的に上位大学に臆せず挑戦したいという気持ちになってもらうことを目指しました。

以上のことから企画実施に際して以下の2つの目標を設定しました。

  1. 受験までの具体的なイメージを持つことで、漠然とした不安を取り除き、目的を持ってチャレンジしようという気持ちになっていただきたい
  2. 東大をはじめとする上位大学の良さを感じていただきたい

以下では、セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

セミナーの流れ

本セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

13:00〜13:05 オープニング  
13:05〜13:25 PT1
13:25〜14:05 WS1
14:05〜14:20 PT2
14:40〜15:05 WS2 
15:05〜15:10 クロージング
(15:10〜15:30 要望に応じて延長)

PT1 「私のチャレンジの先にあったもの」

プレゼンターが大学に求めていたものを聞くことで、東大をはじめとする上位大学の良さを感じてもらうことを目的としました。3人の大学生がテーマに沿った話をしました。

時間が少なくメモを取る時間が十分ではなかったとの声も見られましたが、「現役東大生の方の大学の見方、どうして学校を選んだかを聞くことができ、自分の視点の再認識やモチベーションアップになった」と刺激になったという意見や「自分が成長できる大学を選んだという観点に共感した」という意見も見られ、生徒様にとって大学をさまざまな角度で捉えるきっかけとなり、満足していただけたようでした。

春の学校 コンセプトの紹介

WS1 「君のチャレンジの先には何がある?」

PT1で聞いたことをもとに、具体的に自分事に落とし込んで、自分が「大学」を目指す理由を自分の性格や将来ビジョンなどを背景に考えていただくことを目指しました。生徒様に、自分が大学に何を求めているか、その順位づけと理由を考えていただきました。

生徒様からは「大学生のアドバイスもあって自分の目的を明確にできた」との声や「大学生がとてもフレンドリーだったので、こちらも気兼ねなく話すことができた」との声が聞かれました。時間が短かったとの声もありましたが、大学生の対応や内容に関しては満足していただけたようです。

PT2 「受験までの道のりを具体的にイメージしよう」

プレゼンターがどのようなスケジュールで勉強していたのかを話して、受験までの具体的なイメージを持ってもらうことを目指しました。高校1年生、高校2年生の文系・理系に分かれて、それぞれにあった話を3人の大学生が行いました。

生徒様からは「とにかく分かりやすく、計画を立てる際に非常に参考になった」という声や「苦手なところをどう克服していったかなどを聞けてためになった」との声が聞かれました。受験を経験した人から実際のスケジュールを聞くことで、今後の勉強計画を立てる際の参考になったのではないかと思います。

春の学校 PT

WS2 「受験までの道のりを実際に考えてみよう」

PT2で大学生から聞いた話をもとに、自分自身の受験までの具体的なスケジュールについて考えてもらいました。企画時間の中で大まかなスケジュールを立ててもらい、それに対して大学生がアドバイスするという形式で進めました。

生徒様からは「自分のこれから頑張る道筋を立てられた。長期・短期どちらも立てることでモチベーションにも繋がると思った」「自由に話が出来て、気まずくなるなる時間もなかったのでとても充実した時間になった」というポジティブな声が多かった一方、「あまり受験勉強に対して知識がなかったので、計画を立てるのは少し難しかった」と少し苦戦した方もいたようです。しかし、計画を立てることはもちろん、大学生と話せたことに価値を見出してくれた方が多い印象でした。

春の学校 WS2

まとめ

今回のセミナーでは、大学生と交流することをとても楽しんでいただけたようです。短い企画時間の中にコンテンツを詰め込んでしまったため、「もう少し時間が欲しかった」との声が各コンテンツで見られましたが、大学生の対応や扱った内容に関しては概ね満足していただけたようです。また、「オンラインの方が気軽に参加でき質問もしやすかった」と、オンライン開催をプラスに捉える意見も多かったのが印象的でした。

このセミナーを通して、これからの漠然とした不安を取り除き、受験と向き合う上でのヒントを感じていただけていたら嬉しいです。自分が大学に行く理由を改めて考え見つめ直していただく機会を提供できていたら、本企画の目的を達成できたものと考えております。そして、今回立てた計画を参考にしながら、受験期に弱気になったときに自信を持っていただければと思います。