2023/12/28 諫早高等学校・附属中学校 地方出張セミナー

地方高校生に、追い風を

企画概要

※今回のセミナーは基本的にオンラインで実施し、大学生6名が高校へ出向くハイブリッド形式で行いました。

2023年12月28日、長崎県立諫早高等学校・附属中学校の生徒様80名を対象に、出張セミナーを実施いたしました。

本セミナーは、「折れない、絶対!」というコンセプトのもと実施しました。

中学生・高校生の生徒様が今後受験をするにあたって、誰しも一度は壁にぶつかることがあると思います。頑張って勉強したのに思うように成績が上がらない、勉強法を変えてみたら急に成績が悪くなったなど、考えられる挫折はたくさんあると思います。
そんなときに挫折から柔軟に立ち直って志望校に向けて努力を続けてもらうにはどうしたら良いかを考え、本企画では以下の2点を目標にしました。

1.自分の興味や自分がその大学に行きたい理由を明確化する。興味や理由を明確化することで目的意識が生まれ、挫折しても頑張り続ける推進力を得ることができる。
2.大学生がこれまでに経験した挫折と立ち直り方を共有して、今後、生徒様が同じような場面に直面したときに対処できるようにする。

以下では、本セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

セミナーの流れ

本セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

13:00〜13:10 オープニング  
13:10〜14:40 ワークショップ
14:55〜15:55 プレゼンテーション
16:10〜16:50 個別相談
16:50〜17:00 クロージング

ワークショップ 

ワークショップでは、生徒様と大学生が少人数のグループに分かれ、志望校に求める基準を挙げた上で基準に沿って志望校の候補を評価する活動を行いました。

アンケートでは、「志望校に行きたい気持ちが強くなった」といった感想に加え、「今後大学について調べたいことが見つかった」「今後自分の興味についてさらに深く考えてみたくなった」といった声もいただきました。

プレゼンテーション

プレゼンテーションでは大学生が受験期に苦労した経験とその対処法について生徒様に共有しました。60分間で2名の大学生がプレゼンテーションを行いました。

各プレゼンテーションの後に、生徒様は班に分かれて、話を聞いて重要だと思ったことなどを班のメンバーと共有しました。

アンケートでは、「東大生も自分と同じようなことで悩んでいたことがわかって親近感が湧きました」「知りたいことが全て詰まっていたコンテンツでした」などなど嬉しい声をたくさんいただきました。

個別相談 

個別相談では生徒様一人一人の質問や疑問に対して、担当した大学生が丁寧に回答しました。

どの生徒様もこちらの予想を上回るほど積極的に質問してくださったので、本来の個別相談の時間内にすべての質問、疑問に対応することはできませんでした。

そのため、クロージングの後に追加で相談したい生徒様が集まり、50分間個別相談の時間を延長させていただきました。

アンケートでは、「少人数で質問がしやすかった」「大学生が丁寧に接してくれて悩みを解決できた」「とても有意義な時間でした」といった感想をたくさんいただきました。

まとめ

企画中、どの生徒様も真剣な表情で企画に臨んでいました。

大学生の話にしっかりと耳を傾けながら、自分の意見を発表するときには具体的にはきはきと発表できていたのが印象的です。

大学生が優しかった」「共感できる話がありました!」「進路や目標が明確になった気がします!」といった嬉しい声もたくさんいただきました。

また、一つの班に中学3年生から高校2年生までの生徒様ができるだけ所属するように班わけを作成したので、参加された生徒様は大学生と交流するだけでなく、年齢の近い先輩後輩とも交流することができて刺激的な企画だったのではないでしょうか。 

企画に参加された生徒様が今後壁にぶつかったときに、この企画を思い出して、そして挫折から立ち直って夢に向けた努力を続けていただけるのなら大変嬉しく思います。