2022/03/25 札幌北高等学校 オンライン

地方高校生に、追い風を

企画概要

2022年3月25日、北海道札幌北高等学校の生徒様23名を対象に、オンラインセミナーを実施いたしました。  

今回のツアーでは、「カベを壊せ!」というコンセプトのもと、生徒様が受験に際して感じる「壁」を取り払い、東大をはじめとした首都圏の難関大を受験する仲間が少ないという状況の中で、自分の東大への志望を確固たるものにしてほしいという思いを持って企画を実施させていただきました。 

本企画を行うにあたり、生徒様の感じる「壁」を三つに分析しました。第一の壁については、北海道と東京の距離の遠さにより、東大に関して知る機会が少ないということが挙げられます。第二の壁としては、東大を目指そうとしても、「東大」という名前のインパクトから生じるイメージに圧倒されてしまい、雲の上の存在のように捉えてしまうということがあります。第三の壁に関しては、周囲に東大志望者が多くない中で、東大受験へのモチベーションを最後まで保ち続けることが難しいという状況があります。

これらの「壁」を取り払うことで、生徒様個人の東大への志望を確固たるものにすることを目的としました。 

以下では、セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

セミナーの流れ

本セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

13:30 〜 13:45 Zoom 接続(15分)
13:45 〜 13:50 オープニング(5分)
13:50 〜 14:30 プレゼンテーション(40分)
14:40 〜 15:30 パネルディスカッション & 質問Live(50分)
15:40 〜 16:40 ワークショップ(60分)
16:50 〜 17:20 個別相談会(30分)
17:20 〜 17:30 クロージング(10分)

プレゼンテーション 

このプレゼンテーションは、生徒様が感じるであろう壁のうち、東大について知る機会が少ないという「第一の壁」を壊すことを目的として行いました。後期課程に所属する大学生が、それぞれの学部・学科の授業内容を具体的にお話しすることで、生徒様に東大の授業についての具体的なイメージを持っていただけたのではないかと思います。実際に、アンケートでは、「具体的に学部の授業内容を知れた」「学部のことをよく理解できた」といった感想をいただくことができました。

パネルディスカッション&質問LIVE 

今回の企画では、「東大」という存在をより身近に感じてもらい、東大の魅力についても知ってもらうために、パネルディスカッションと質問ライブを行いました。Sli.doという匿名で質問できる機能を使って高校生の皆さんから質問を募集することで、高校生のみなさんが普段よりも気軽に質問できるように工夫しました。

企画後のアンケートでは、高校生の皆さんから「東大生のイメージが少し変わった」「気になることを気軽に質問できて良かった」などの声をいただくことができました。

このコンテンツを通じて東大のリアルに触れることで、高校生の皆さんが志望する東大やその他首都圏の難関大学に対して今よりも親近感と憧れを持ち、それらの志望大学に行きたいという気持ちを強く持つきっかけになれば嬉しいです。

ワークショップ 

ワークショップでは、受験の際に悩みがちなモチベーションの維持の仕方について考えるため、モチベーションが下がる状況とその対処法を大学生と一緒に考えてもらいました。ワークシートを用いて自分の意見・他の高校生の意見をまとめながら、地方から東大に合格した東大生の話を実際に聞くことで、受験生活への向き合い方について深く考えてもらえたかと思います。

企画後のアンケートでは、「優しく対応してくれたし、とても参考になった」「新たな視点が得られた」などとても良い感想をもらえました。この活動を通じて、受験へ向かう心づくりへの一助になれたなら幸いです。

個別相談会 

生徒様に少人数のグループに分かれていただき、勉強方法や進路、大学生活などについて自由に大学生に質問していただきました。

生徒様からは「今後の勉強の参考になった」「親身に質問に答えてもらえてよかった」などの感想をいただき、有意義な時間となったようです。

まとめ

今回のセミナーでは、高校生の皆様に「東大を志望する気持ちがより強固になった」、「東大の魅力がとても伝わってきた」、「合格に向けて頑張りたい」などの声をいただきました。  

このセミナーを通して、生徒様に東大について知っていただき、モチベーションを維持する方法について考えてもらうことで、東大を目指すにあたって感じていた壁を取り払い、志望を固めていただけたなら幸いです。本企画に参加していただいた高校生の皆様が充実した高校生活を送り、自分の納得のいく進路を実現されることをお祈りしております。