東大に入って良かったと思うこと 〜学問編〜

はじめに

皆さんこんにちは! 記事を読んでくださりありがとうございます。

東京大学は言わずもがな、日本の学問の顔です。

この記事では、そのような場所で学べることの魅力をお伝えできればと思います。

これを読んで一人でも多くの人に「東大で学びたい!」と思っていただけたら幸いです!

右にも左にも東大生

当たり前ではありますが、東京大学に入ったということは周りは皆東大生です。

東大生は、これまで死に物狂いの努力をし、優秀な成績を収めた人々です。そのような人達が集まる場所に身を置くということは、自らの基準が周りの東大生になるということです。

いかに自分の「当たり前」のレベルが上がるかはお分かりいただけると思います。

勉強で少し分からないところがあったら、友達の東大生に質問することができる。とても心強いです。

また、ほとんどの学生は努力の量がすさまじいです。

東大生=天才というイメージを持っている方もいるかも知れません。

確かにみんな間違いなく頭が良いですが、小テストの前に猛勉強をして優秀な成績を収めていたり、早いうちに自分の進みたい学部に関係する授業を取ったりしているのを目にすると、彼らの努力には感動を覚えます。

そして後述の通り、東京大学には進学選択という制度があり、周りの東大生と戦っていくことになります。

時に協力し合いながら、そして競いながら、自分の学びを洗練させられる。
このように、東大生に囲まれて切磋琢磨できることは大変恵まれたことだと日々実感しています。

文系理系の垣根を越えて

さて、次に東大の大きな特徴である前期教養課程についてお話しします。

東大では、1年生の初めから2年生の前期までは前期教養課程といい、学生は特定の学部に属さず、様々な授業を受けることになります。

特に、総合科目や展開科目といったものは、理系文系の枠をこえて、自分の興味のある分野を学んだり体験することができます。

私は、今まで理系学生として高校3年間を歩んできて、倫理や経済といったものにはほとんど触れてきませんでした。

しかし、この前期教養課程の授業で、「現代倫理」「現代経済理論」といった真新しい領域にチャレンジしてみました。

哲学的思想や、人々の経済活動の影響など、今まで味わったことのない知識や考え方が生まれて、毎週ワクワクしながら授業を受けています。

たとえ自分の進みたい分野とは一見全く異なるような分野でも学んでみることで、様々な角度から物事を考えることができるようになり、見える世界がきっと変わります!  

前期教養課程の影響で、新たなインスピレーションを受け、自分の関心分野が大きく変化する人も少なくないのではないでしょうか。

今のうちから興味のある分野を東大の教授から教わることができる。そのような環境を与えてくれる東京大学はとても魅力的です!

進学選択を見据えて

皆さんは、東京大学の「進学選択」という制度についてご存じでしょうか? 

進学選択とは、2年生の夏までの成績をもとに自分の行く学部・学科を選択できるという制度です。

つまり、自分の行きたい学部・学科があれば、そこに入れるだけの成績を収めなければならないということです。

そのため、過酷な受験を終えて一息つきたいところですが、東京大学に入るとすぐに周りの人、それも東大生との競争が始まります。

これを聞くと、「受験で疲れたのだから少しくらい休ませてほしい」と思う方もいるのではないでしょうか。

ですが、東京大学の狙いの1つとしては、大学に入学した直後の学生が、怠けて単位ギリギリを目指すようなことをしてほしくないということがあると考えます。

私はそんな進学選択に憧れて東京大学へ進学しました。今は決して簡単ではない学部への進学を希望しており、確かに勉強が大変です。

しかし、進学選択を勝ち抜いてその学部へ進学し、理想の将来像へ少しでも近づくということがモチベーションとなって頑張れています。

また何より、一生懸命勉強することで得られる知識のつながりや、新しい発見というものに感動を覚えています。

また、皆さんの中には、「大学に行く前に自分の志望学部を決めるのが少し不安だ......」と思っている方もいるかもしれません。そんな方にも進学選択は有効となります。

相応の努力は伴いますが、高校時代に文系・理系のどちらに進んだとしても、進学選択では文理の横断が可能です。

文系で入学したけど、脳科学の授業を受けたら、脳について学びたくなった! 理系で入ったけど、法律の勉強を通じて弁護士を目指そうと思った! といった場合に、自分の興味を持った学部に進むことができます。

このように、勉学に心ゆくまま没頭でき、また自分の可能性を大いに広げてくれる東京大学に入学して本当に良かったなと実感しています!

おわりに

ここまで、東京大学の学問における魅力についてお伝えしました。

私自身はまだ入学して間もないですが、すでに東京大学という歴史ある大学で、優秀な学生達と学問に励むことができていることに感動しています。

あまり何も考えずに過ごしていた高校1、2年生の頃の自分からは想像がつきません。

さまざまな魅力について説明してきましたが、やはり私にとって一番大きいことは、今まで本当に努力してきた学生に囲まれている、ということです。

ずば抜けて優秀な人間を見て、時に自信がなくなったりすることもありますが、そのような人たちもものすごい量の努力をしてきたのだということを思い出し、それを自分に当てはめるだけでスイッチが入ったかのようにまた頑張れます。

皆さんにもぜひ「環境」というものを意識して、自身にとって最高の選択をしてほしい、と願っております。

みなさんの努力、心より応援しています!