東大ツアー 2015/03/21 岩手県立盛岡第一高校

地方高校生に、追い風を

3月21日(土)に東京大学本郷キャンパスと弥生キャンパスを舞台に、岩手県立盛岡第一高等学校の1年生24名を対象としたツアーを行いました。ツアーは11:45~16:30の昼の部と19:00~21:00の夜の部に分かれていて、昼の部では、キャンパス見学会や、盛岡第一高校をかつて卒業したOGの講演会、3グループに分かれての研究室見学などを行い、夜の部では、テーマ別の個別相談会などを行いました。

まず最初に、東大に訪れた生徒に、プレゼンテーションを通して自分が東大に入りたいという意志を持つことの大切さを伝えました。東大に合格するためは東大に合格したいという意志が必要で、その意思が動力となって受験期の自分のことを支えてくれるという話を、高校生の皆さんは真剣な表情で聞いていました。

キャンパス見学会では、今までのように大学生がツアールートを決めるのではなく、高校生に自ら行きたいところを選んでもらいました。高校生を5つのグループに分け、グループごとに自分たちが見たいところや、見たいところを回るルートを作成してもらい、そのルートをもとに実際に高校生主体で見学してもらいました。高校生には安田講堂や、農学部のある弥生キャンパスに新しくできたハチ公像が人気でした。最後に、各班の集合写真をみんなで共有しました。参加した高校生からはキャンパスの広さに驚く声が聞かれました。

 その後、盛岡第一高校を7年前に卒業したOGである奥寺芽維さんに講演をしていただきました。講演の中で、自分の高校時代と受験勉強についての話や、自分の東大生活についての話、そして改めて感じた東大の魅力を、盛岡第一高校OGならではの、そして社会人ならではの視点で語ってくださりました。中には、岩手と東京の環境を比較したり、盛岡第一高校ならではの悩みを語ったりする場面もあり、高校生の皆さんは、普段は得ることのできないOGの話に刺激を受けたようでした。この話をもとに東大のイメージを膨らませてほしいと思います。

研究室見学および模擬授業では、工学部の近藤高志先生、文学部の森本一夫先生、農学部の根本圭介先生のご協力のもと、各研究室で研究室見学や模擬授業を行いました。生徒は自分の興味のある研究室を訪れ、大学の研究室にある機械を見たり、施設を見学したり、教授の話を熱心に聞いたりしていました。例えば農学部の見学では、普段は見ることができないような最新設備や、実験が行われている巨大なビニールハウス、3メートル近くある植物などを実際に見学させていただきました。また、生徒が教授の研究内容について質問するなど、大学教授と生徒との間で深く交流していました。今回の体験が生徒の皆さんにとってとても貴重なものになったのではないかと感じました。

その後、昼の部は解散し、夜19時から、ホテルで夜の部を行いました。

夜の部の個別相談会では第一回は高校の各科目ごとの勉強法、第二回は大学生活をテーマにして、第三回は自由なテーマで、高校生が大学生と交流しました。第一回は、各教科ごとに大学生が分かれて、高校生が自分の聞きたい科目の大学生の所に行き、質問をしたり、自分の悩みを相談したりしていました。また、第二回は、同様の形式でしたが、テーマが「バイト」「一人暮らし」「サークル」などの大学生活にスポットを当てた分け方で、高校じゃわからない大学生活の実情について、高校生の皆さんが熱心に聞いていました。第三回は、フリートーク形式で、特にテーマは決めず、自由に高校生と大学生が語り合いました。第一回から第三回まで1セット15分の相談会を2セットずつ、つまり90分の個別相談会ということでしたが、どのグループも話が途切れることなく、熱く語り合っている姿が見られました。この相談会を通して、現在の勉強の不安が解決されるだけでなく、大学生活といった未来にも目を向けるきっかけになったのではないでしょうか。

今回のツアー全体を通して、ツアールートを自分で決めたり、積極的に教授に質問したり、相談会でも意見をたくさん言ってくれたりと、自発的に考えて、行動してくれる生徒が多いように感じました。現在はまだ高校1年生ということで受験まで時間があると思ってしまうかもしれませんが、気を緩めることなくしっかりとした意志を持って、今回のツアーのように自発的に受験に挑んでくれればと思います。

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