【厳選! メルマガ記事】東大受験のすすめ

地方高校生に、追い風を

【厳選! メルマガ記事】東大受験のすすめ

東大生が書いた記事を、オープンキャンパス期間中に限定公開!
ここでしか聞けない東大生の声をお届けします!

今回の記事では、東大生が東大受験の魅力について語ります。
東大受験を通して、学力以外に得られる「成長」とは?
受験勉強で本当に大切な、「急がば回れ」という言葉の意味とは?
東大受験に迷う高校生全員にぜひ読んでほしい文章です!

(この記事は2021年5月に配信されたものです)


東大を「チラ見」してみよう

まずはじめに、どうか皆さん、東大という選択肢を「チラ見」だけでもしてみてください。

「チラ見」した上で心置きなくご自身の第一志望に向かってください。
もし「東大いいな、でも……」と感じたら、どうぞ直感を信じてみてください。
現状の成績や合否は二の次です。直感が第一です。

受験は人を成長させる

上のように自分が思う理由はたくさんありますが、今回はその中で一つだけ、東大受験をお勧めする理由をご紹介します。

それは、東大に挑戦することで初めて得られる成長がある、ということです。

ではその成長とは何か、と疑問に思われますよね。
私はこの疑問にはっきりとした答えはしないでおきます。

成長って何? と思われるかもしれませんが、ここではその疑問に答えることは控えます。

なぜなら、それはあなたが東大受験を終えて初めて「ああ、自分は受験でこれを習得して、それに今助けられているなぁ」と感じるものですから。

ちなみにですが、私の場合は、東大に挑戦して初めて教養を獲得できたのではないかなぁと感じています。

たとえば、現代文や英語で読まされた評論文のいろんなトピックとその論理、数学に特有の頭の使い方、歴史の情報を断片としてではなく、整理して整合的な説明をする力、受験科目だけでも結構ありますね。

他にも受験科目以外でもいろんな問いと向き合うことが多いのが東大受験なのでそこでも思考力が磨かれたのかなと感じます。

地元の「行ける大学」ではなく、どうして頑張らないと行けない東大を目指すのか?
東大にこだわる必要はあるのか?(他ではなぜいけないのか?)
そもそも何のために東大(あるいは大学全般)に行くのか?

などなど、私は色々と苦悩や葛藤と向き合った末に東大に合格しました。
私は上の問いに実は明確な答えを出せないまま受験を迎えて今に至っていますが、今振り返ると、むしろ当時安易に答えを捏造せずに答えを出せないままでいたことがよかったと感じています。

悩んだからこそ、わかることがある

これまた余談ですが、この視点は実は受験勉強にも当てはまります。
受験勉強では「とにかく答えを、答えを!」と気が急いてしまいますが、急がば回れ。

本当に大事なのは「自分が何を分かっていて、何を分かっていないのか」を明確化することです。それだけです。

分かったフリをしたり、答えっぽいものを疑いもせずに信じ込んだり、丸暗記したり……。
そういった根本的な理解をおざなりにした「勉強」だけでは到底合格できないのも、東大受験の良いところでしょう。

大学受験を有意義なものに

最後に少しだけ。

受験勉強で得たことというのは合否にかかわらず、大学以降であなたを一番よく助けてくれます。
頑張ってしたことが無駄になるということはありません。
合否よりはむしろ、自分が成長できているかを大事にしてください。
ゆっくり一歩ずつ確実に進んでいきましょう。

あなたに追い風が届くことを祈っています。
応援しています。


いかがでしたか? ぜひ皆さんも結果にこだわりすぎず、「根本的な理解」や「自分の成長」を大切にしながら勉強に臨んでみてください。頑張りましょう!

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