【厳選! メルマガ記事】東大女子の生の声 ~都会編~
東大生が書いた記事を、オープンキャンパス期間中に限定公開!
ここでしか聞けない東大生の声をお届けします!
今回の記事は「東大女子の生の声(都会編)」についてです。
現在、東大生全体のうち女子の占める割合は20%以下で、東大女子というのは「希少な存在」といえます。
そんな中で東大に合格した彼女だからこそ伝えられるメッセージ、ぜひご覧ください。
女子だけでなく、男子にも共通する部分もあるので、東大志望の人は全員必見です!
はじめに
こんにちは。文科三類2年のY. N. です。
今回は、「東京都内の女子校から一般入試で東大に入学した」という立場から記事を書かせていただきます。
東京の女子校から受験を経験して
私は小学生の時、中学受験をして女子校に入学しました。私の母校は毎年60人前後が東大に進学する進学校であり、中学校に入学すると同時にすでに東大を視野に入れて予備校に通う人も周りにはたくさんいました。
東大を目指している先輩も、東大に実際に入学した先輩も身近におり、私や同級生の友人にとって東大は「当たり前」の選択でした。
地理的な環境に恵まれているということもあり、私の周りには「女性であるから」という理由だけで東大受験を反対されたという方は知る限りいませんでした。
女子校で全ての役割を女子のみでこなしていたということもあって、東大に入って地方出身の友人の話を聞くまで「女性が女性であるというだけで選択肢が狭まる」ことを全く自分ごととして捉えていませんでした。
さて、この記事を通して私は自分の恵まれた環境を詳細に述べたい、というわけではもちろんありません。私がこの記事を通して伝えたいのは「当たり前に甘えると視野が狭くなる」ということです。
考えた上での選択をしよう
地理的にも環境的にも東大を身近に感じている学生ほど、「頑張れば東大に手が届きそうだから東大でいいや」と、なんとなくで東大やその他難関大学を志望するといった傾向があるのではないかと、個人的には考えています。
私もその一人であったため、東大の良いところについて深く知ることがないまま進路選択を行ってしまいました。東大に進学したことを後悔はしていませんが、主体的に考えた上で選ぶことができた選択肢だったら、もっと胸を張れたのかなと思っています。
このような自分の反省から、地方出身の皆さんに限らず、全ての受験生の皆さんにお伝えしたいことがあります。それは、東大を他の選択肢と比べた上で考え抜いて選んでほしいということです。特に地方出身の皆さんにとって、足りない情報を能動的に得ようとするのは大変かもしれません。しかし、自らの力で得た情報や経験というのは、受け身で得た情報よりも必ず何倍も身になります。
東大を目指す女子の皆さんに伝えたいこと
以上のことから、「なんとなく」や「あたりまえ」はかなりもったいない選択肢であるといったことがわかっていただけたでしょうか。
そのため、東大が身近ではない環境から東大を目指す女子の方にも、「女子だから東大は別にいいや」という考えを当たり前にしてほしくはない、と思っています。
女子の一人暮らしなど、女子が地方から東大を目指そうとした時には学習面以外にもある程度考慮しなければいけない問題があると思います。そのため、必ず東大を目指すことが無条件で正しいとは言い切れません。
しかし、女子の一人暮らしに対して経済的な支援が行われているなど、東大側の工夫もたくさん行われています。
東大という選択肢を一度、「女子だから」という理由以外で見つめ直してみませんか?
その上でこのメルマガを読んでくださっているあなたが選んだ結論を私たちは全力で応援したいと思っています。
このメルマガを読んでくださっているみなさんに、満開の桜が咲くことを祈っています。
自分の中の「当たり前」を打ち破り、大学という選択肢を多様な観点から見つめ直していくことが大切なのですね。皆さんの中が自信をもって大学を選択することを応援しています! 頑張りましょう!
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