【メルマガ試し読み】模試の活用法

地方高校生に、追い風を

過去に配信されたメールマガジンの記事になります。東大生の生の声が綴られています。お楽しみください!(なお、執筆者の科類や学年は執筆時点でのものとなります。)


こんにちは。理科二類二年のT.N.です。

さて、今回のテーマは「模試の活用法」です。もしかすると、皆さんが求めるような実体験ではないかもしれません。それには私がこのテーマを選んだ理由が関わっているのですが、まず先に私がどんなことをしていたのかをお伝えします。読み進める際には、自分だったら何を真似して、何を真似しないのかを考えていただけると幸いです。

① 模試の前
模試の前日には、記憶事項の軽い復習をしていました。例えば、日本史の出来事の時系列・古文の助動詞の用法・生物の・数学の基本的な定理などを、受験する模試の形式に合わせて復習していました。また、いつも通りの生活をすることも心がけました。受験会場が遠いなどの理由があるならば別ですが、普段より早く寝過ぎたり、逆にたくさん暗記をするために遅くまで起きていたりしないようにしていました。

② 模試の当日
模試の当日では、本番で想定する流れと全く同じように動くことを意識していました。
問題を解く順番を予め決める、直前に確認する内容をノートにまとめる、などはよく言われると思いますが、もっと細かい部分まで決めていました。例えば、使用する筆記用具のシャープペンシルの芯の数・問題用紙が配られてから試験開始までの間に頭で考えること・昼食(私はメロンパン・あんパン・じゃがりこ・グミを本番も含めて毎回食べていました)などです。ここまで行うのはやりすぎかもしれませんが、本番でテストと関係ないことを極力考えず、自分の実力を全て発揮できるようなルーティンができていたのは、今振り返るとよかったと思います。

③ 模試の後
ここでの復習がとても大事!と言われますが、私はそこまで重要視していませんでした。
共通テスト模試と記述模試で行っていたことが大きく異なるので、分けてお話しします。

Ⅰ:共通テスト模試
大抵の場合、試験後に自己採点をすると思います。一問一問復習していたらキリがないので、自分が間違えた問題・友人が間違えた問題・正解していたけど悩んだ問題の三つを意識していました。間違えた問題が嫌というほど頭に残るという経験が、既に皆さんにはあるのではないでしょうか。加えて、友人に「それは絶対③だと思った」、「②を選ぶのは論外でしょ」などと煽られたこともあると思います。こういった経験は物事を記憶する大きなチャンスです。間違えた箇所の周辺の知識も同時に覚えてしまいましょう。友人が間違えた問題も大事にしましょう。「これは〜という理由で○○だから①だよ」というように実際の問題を人に教える経験も大切です。煽るのも悪くはないですが、ほどほどにしましょう。正解していたけど悩んだ問題というのは、よく見逃されがちです。こういった問題を自信につなげるのも大切ですが、「一歩間違えれば間違えた問題であった」という意識を持つことが大切です。なぜ迷ったのか、どうしたら間違えないのかをじっくり考えて対策しましょう。

Ⅱ:記述模試
こちらの方がより重要だと思いますが、正直それほど復習はしていませんでした。ギリギリまで粘ったけども解けなかった問題や、抜けていた基礎事項についてはおさらいしていました。しかし、丸々解けなかった数学の大問や、化学の大問ごとの最終問題などの正答は、会場から帰宅する際に乗る電車の暇つぶし程度にしか見ておらず、興味の向かない問題には全く手をつけませんでした。

以上が模試の活用法についての話です。拍子抜けした方が多いのではないでしょうか。特に、模試の活用というと復習に焦点が当てられることが多いと思うので、なおさら変に感じたと思います。私が伝えたいのは、「何のために模試を受けるかは、人それぞれである」ということです。

私は高校3年生の夏に初めて受けた東大オープンで、手応えの割には良い点数を取りました。その時に、「知識を詰め込むことより、本番で自分の実力を100%発揮できるように練習することのほうが、優先度が高い」と感じました。なので、模試を受ける際には、前日から本番までの動きを重要視して、復習にはそこまで意識を向けていませんでした。自分にとってはそれが一番あっていたと思います。

最近、教育系のサイトや動画で、模試をたくさん活用することを勧めるものをよく見かけます。もちろん、高い金額を払って受験するものなので、可能な限り有効活用することは理想的ですが、勧められている内容が多すぎるとも感じます。皆さんは模試を様々な方法で活用する権利を持っているだけで、それらは義務ではないです。自分に必要なことは自分にしか分からないので、目的意識をしっかり持って模試に挑みましょう。

以上で本記事は終わりです。長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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