2024/10/19 駿台甲府中学校・高等学校 東大ツアー

地方高校生に、追い風を

企画概要

2024年10月19日、山梨県駿台甲府中学校・高等学校の生徒の皆様36名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。  

今回のツアーでは、「難関大への第 0 歩」というコンセプトのもと、進学目標の達成のために重要な時期に大学についての知識を深め、難関大特有の環境についても関心を持ってもらうことを目標としました。 

以下では、ツアーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

ツアーの流れ

本ツアーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

10:10〜11:00 キャンパスツアー
11:00〜11:50 昼食・お土産
11:50〜12:10 外部会場へ移動
12:15〜12:45 プレゼンテーション
12:45〜13:15 パネルディスカッション
13:20〜14:35 ワークショップ・個別相談
14:35〜14:55 本郷キャンパスへ移動
14:55〜15:00 クロージング

キャンパスツアー 

少人数のグループに分かれて、大学生の時間割に沿って大学構内を巡りました。移動中は、大学生自身の実体験を元に、大学生活についての話をしました。

実際の大学生の一日をモデルケースとして提示し、それに合った場所に行って班ごとにポイントを集め、他の班と競う形で行いました。これにより、中学・高校までとは異なり学生によって違う場所で違う授業を受けることや、空き時間にどのような活動をしているかなどについて実感していただき、大学生活のイメージを持っていただくことを目的としました。

企画後に実施したアンケートでは、「大学生がそれぞれの建物について中で何をしているのかを説明してくれたので、将来へのイメージが湧いた」「学部や建物についての説明だけでなく、大学生の普段の生活を聞くことができて、大学がより身近に感じられた」といった感想をいただきました。

次のプレゼンテーションの前に、各班の得点の発表を行いました。

プレゼンテーション

2名の大学生が、大学の授業やサークル・アルバイトといった大学生活全般や、東大特有の特徴についてのプレゼンテーションを行いました。

大学生の話を聞いていただくことで、大学生活についてのイメージを深め、ひいては難関大学に魅力を感じていただくことが目的でした。

企画後に実施したアンケートでは、「東大と他の大学との違いがよくわかった」「とてもわかりやすく、東京大学の魅力を改めて感じることができた」といった感想をいただきました。

パネルディスカッション 

中高生時代の目標や勉強と生活のバランス、モチベーションの保ち方について、地方の中高一貫校、都市部の中高一貫校、中高一貫ではない高校という異なる環境で勉強していた3人の大学生の体験談を紹介しました。

さまざまな大学生の話を聞いていただくことで、多様な努力の仕方があることを理解し、目標を達成するために自分に必要な努力の仕方を考えていただくことが目的でした。

企画後に実施したアンケートでは、「今後の自分に生かしていきたいポイントをいくつか見つけることができた」「自分とは違う環境に身を置いていた人がどのように勉強して東大に入ったのか知ることができてとても面白かった」といった感想をいただきました。

ワークショップ・個別相談

2週間後にテストがあると想定し、テストまでの勉強計画を立てていただきました。現状と目標点から取り組むべき内容を考え、生徒様自身の性格を考慮した上で、1週間ごと・1日ごとの計画に落とし込んでいく作業を大学生と一緒に進めていただきました。

自身の性格をもとに勉強計画を作成していただくことで、主体的に自分なりの勉強計画を立てられるようになっていただくことが目的でした。

企画後に実施したアンケートでは、「計画の立て方や勉強への取り組み方を見直すことができた」「自分の苦手なところ、改善点がわかった」といった感想をいただきました。

まとめ

今回のツアーでは、上記のさまざまなコンテンツに参加していただき、「今まで東大とは縁がないと考えていたが、東大を目指してみようと思えるようになった」「自分の現状を知ったうえで、これからどうしていくべきか自分の中で整理ができた」などの感想をいただきました。このツアーが、進路目標をより深く考え、目標達成に向けて走り出すきっかけとなれば幸いです。
企画の様子は、駿台甲府中学校HPにも掲載されています。