企画概要
2024年8月8日、福岡県立東筑高等学校の生徒様24名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。
今回のツアーは、「東大を視野に入れる」というコンセプトに基づいて作成いたしました。本企画では、生徒様が東京大学を神格化するあまり、自身の志望校の選択肢から排除することで自らの進路選択の幅を狭めてしまっているという課題に焦点を当てました。企画の中で、東大をはじめとする難関大受験に対する心理的なハードルを下げたうえで、東大ならではの魅力をアピールすることで東大を志望校の選択肢に入れていただくことを目的としておりました。数多くの現役東大生との交流していただくことで、東大生に親近感をもっていただき、東大に対する神格化されたイメージを払拭することが本企画のねらいでした。
以下では、ツアーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。
ツアーの流れ
本ツアーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。
タイムライン
12:00〜12:15 オープニング
12:15〜12:30 アイスブレイク
12:35〜13:05 プレゼンテーション
13:05〜14:05 昼食
14:05〜14:35 パネルディスカッション
14:35〜15:35 ワークショップ
15:35〜15:45 休憩
15:45〜16:15 個別相談
16:15〜16:50 キャンパスツアー
16:50〜17:00 クロージング
プレゼンテーション
プレゼンテーションでは、東京大学の魅力を生徒様に存分に知っていただくために、大学生4人がプレゼンターとして大学での一日の過ごし方、研究設備の充実ぶりなどを紹介いたしました。
生徒様からは、「講義の内容やその受け方、部活など知りたかったことが全部わかりました」「東大のいいところや大学生活についてよく分かって、東大も選択肢の一つになったので良かった」などご好評の声を多数いただきました。
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、東大生が天才ばかりというわけではないということを知っていただくために、東大合格者数が少ない高校出身の東大生四人がパネラーとして、東大を志望した経緯や高校時代の勉強の工夫について紹介いたしました。
生徒様からは、「皆さんの高校3年での勉強のやり方がわかりやすくとても参考になりました」「自分がちょうど悩んでいた悩みを先輩方も抱えていて、解決方法も知れたのがとてもありがたかったです」などのご好評の声を多数いただきました。
ワークショップ
ワークショップでは、生徒様の勉強に関する悩みの深掘りと自分が大学生になった時の生活の想像を大学生との少人数のグループごとに行いました。
生徒様からは「実際経験しないと分からないような、ネットにはない話を聞けた」「自分の状況に合わせたアドバイスをもらえた」「大学生活像がより鮮明になった」などご好評の声をいただきました。
個別相談
個別相談では生徒様に自由に質問していただき、普段の学習面や生活面に関する悩みを解決するために大学生が自身の経験などに基づいてアドバイスいたしました。
生徒様からは「すごく質問しやすい雰囲気で、聞きたいことを何でも聞けてよかったです!」や「自分の悩みを親身になって聞いてくれて嬉しかった」といった感想をいただきました。
キャンパスツアー
キャンパスツアーでは、生徒様の志望学部に合わせて班とルートを分け、大学生との会話を楽しみながら生徒様の志望する学部の建物などを中心に本郷キャンパスの中を見学していただきました。
生徒様からは「自分の興味のある学部の建物を中心に見て回れて楽しかった」「赤門しか知らなかった東大の内側を説明とともに見学することができて新鮮で楽しかった」などご好評の声を多数いただきました。
まとめ
今回のツアーは長時間にわたる企画でしたが、生徒様が熱心にメモなどを取りながら大学生の話に耳を傾けてくださり、積極的に大学生に話しかけて質問などをしていらっしゃった姿が印象的でした。
このツアーを通して、大学生との交流の中で東大生をより身近に感じていただくことで、神格化されたイメージが払拭できていれば非常に嬉しいです。
生徒様からは「企画を通して東大生のイメージが変化し、東大を志望校の選択肢に入れてみたいと思った」や「東大に合格したいという気持ちが強くなった」などの感想をいただきました。
「東大を視野に入れる」というコンセプトを掲げておりました私たちといたしましても非常に嬉しい限りです。
この企画が、生徒様が後悔のないような進路選択を行うことができるように将来についてしっかりと考えるきっかけになれば幸いです。