2017/09/02 松本深志高等学校 地方出張セミナー

地方高校生に、追い風を

【活動報告:長野県松本深志高等学校 地方出張セミナー】

9月2日に長野県の松本深志高等学校で地方出張セミナーを行いました。今回は「『なんとなく』をやめるターニングポイント」というコンセプトのもと企画を進めました。

・ワークショップ1

企画最初のコンテンツであるワークショップ1では「なんとなく」脱却のきっかけを作っていただく目的で弊団体メンバー1人と高校生のみなさん3~5人で構成される班単位で行われました。ワークの内容を具体的に紹介していきましょう。まず最初に弊団体メンバーと高校生のみなさんの距離を縮めるためのアイスブレイクとして自己紹介と夏休みの思い出の共有を行いました。そのうえで逆に夏休み中に「やろうと思ったけどできなかったこと」を高校生のみなさんに思い出していただきました。次に、コンテンツ担当者によるプレゼンテーションが行われました。ここでは「やろうと思ったけどできなかったこと」が生じていた原因として「なんとなく」の態度であることを紹介し、「なんとなく」の態度で受験に挑む危険性や危機感を「なんとなく」脱却につなげていく重要性を高校生のみなさんに感じていただきました。高校生のみなさんは弊団体メンバーとの交流を楽しみつつ、「なんとなく」の危険性について認識し、後のコンテンツで「なんとなく」脱却に向けて具体的にどう行動すればいいのか学び取ろうという姿勢になっている印象でした。(文責:横田)

・パネルディスカッション

本企画2つめのコンテンツでは「『なんとなく』のヤバさ」をテーマに、将来の明確な目標をもって進路を選ぶ「山登り型」の進路選択をした大学生と、あまり将来を考えず、「なんとなく」進路を選んだ「川下り型」の大学生に分かれてパネルディスカッションを行いました。1つめのワークショップで自分が日々を「なんとなく」過ごしていると気づいた高校生に対して、ディスカッションを通じて「なんとなく」だとどのようなデメリットがあるのか、「なんとなく」から脱却することでどのように変わることができるのかを伝えられたことで、高校生も「なんとなく」から抜け出し、自分の将来に向き合って「山登り型」の進路選択をしよう、という意欲を持ってもらえました。(文責:北野)

・ワークショップ2

本企画3つめにあたるワークショップ2は、高校生が自分で自分の進路を切り開くにあたって、特に重要なコンテンツとなりました。まず、先程実施されたパネルディスカッションで山登り型として参加した大学生の意見にはあって、自分にはないものを書き出してもらい、山登り型とはどんな考え方なのかを再確認してもらいました。その上で、大学を出た後どのような人になって、職業も含めてどんなことをしたいのか、そしてそのためには大学で何をしたら良いのか、さらに今、残りの2年半の高校生活をどのように送るべきかを逆算して考えてもらいました。その後班内で発表し合い、高校生同士で、また各班の大学生と一対一で意見交換・共有を行い、自分の将来のプランを修正する時間としました。高校1年生には少々ハードルの高い内容だったとは思いますが、積極的に「なんとなく」から脱して山登りをしようという姿勢が見られました。今後も定期的に自分の将来を考えていく契機となれば幸いです。(文責:大瀧)

・個別相談会

本企画の最後のコンテンツである個別相談会では、ここまでのワークショップやパネルディスカッションで「なんとなく」のまま過ごすことの危うさを知り、そして「なんとなく」の状態を脱するための第一歩を踏み出した高校生たちが、企画終了後も「なんとなく」を脱するための具体的な行動をし続けられるように、大学生への相談を通じてこれからすべきことをより具体的に詰めていくということを行いました。高校生の方々はそれぞれ受験や進路について悩んでいることを思い思いに大学生に質問をしていて、これから受験に向けて、さらにはその先の将来に向けて、するべきことが明確になり、「なんとなく」を脱することができたのではないかという印象を持ちました。(文責:恩村)