2015/09/08 高崎高等学校 東大ツアー

地方高校生に、追い風を

 2015年9月8日(火)10:00~16:30に、東京大学本郷キャンパスにて、群馬県立高崎高等学校の2年生文系、34名を対象に東大ツアーを行いました。
今回のツアーでは、生徒さんを6つのグループに分け、グループごとに行動しました。内容としては、午前中にオープニングプレゼン、ワークショップを実施し、昼食後に模擬授業、3人のプレゼンターによるプレゼン、個別相談会を実施しました。また、昼食を早く食べ終わったグループにはプチキャンパス案内も実施しました。
☆オープニングプレゼンテーション
ツアーに先立って、企画全体の流れと生徒さんへのお願いを伝えるプレゼンがおこなわれました。プレゼンターからは「今日一日を東大生になったつもりで過ごしてほしい」「さまざまなコンテンツで積極的に参加・発言していってほしい」という思いが伝えられ、生徒のみなさんは大きな声で返事をしてくれました。

☆ワークショップ
はじめのワークショップでは、東大生になった誰もがすることになる時間割作りと課外活動決めを体験しました。初めて目にする東大の授業の豊富さに生徒さんのみなさんは驚いた様子で、また授業を選択するさいにもアルバイトやサークル活動を選ぶさいにも真剣な表情を見せていました。

☆プチキャンパス案内
当日はあいにくの雨でしたが、昼食後にキャンパス案内を行いました。時間は30分程度と短いものでしたが、私の担当グループでは安田講堂や図書館、合格通りを見て回りました。生徒さんはガイドの説明によく耳を傾けており、時折驚きや感嘆の声を出していました。

☆模擬授業
昼食を終えた一行は二手に分かれ、模擬授業の実施場所へと向かいました。今回の模擬授業では瀬地山角先生がジェンダー論ついて、坂口理恵先生が進化心理学についての講義をそれぞれおこなってくださいました。実際の授業と比べると短い時間でしたが、だれもが興味津々な様子で教授のお話に耳を傾けていました。高校の授業とはまるで異なる大学での学びに肌で触れる貴重な体験ができました。

☆プレゼン
模擬授業終了後、『壁を乗り越える』をテーマにプレゼンを行いました。3人のプレゼンターにより、高崎高校には壁を乗り越えるための環境が揃っていること、今目の前に立ちはだかっている壁は自分次第で乗り越えることができるものであることを生徒さん方にアピールしました。生徒さん方は非常に反応がよく、笑いが生まれる場面も多く見られ、プレゼンター側としても、緊張しながらも楽しく話すことができました。

☆個別相談会・ノート展示
次に、個別相談会とノート展示を並行して行いました。個別相談会では、あらかじめブースごとにテーマを設定し、生徒さんに聞きたいテーマのブースに足を運んでもらいました。生徒さんからはプレゼンを受けての質問も垣間見られ、少しでも悩みの解消に役立てたならば幸いです。
ノート展示では、メンバーの高校時代のノートや、模試の成績を展示しました。ノートや成績を実際に見てもらうことを通して、東大生の高校時代を具体的にイメージしてもらい、ひと口に東大生と言ってもそれぞれ違った勉強法を持ち、模試の成績も様々であったことを伝えました。生徒さんは、ノートの取り方についてメンバーに質問したり、模試の成績の解説を熱心に聞いたりと、東大生の高校時代に興味津々の様子でした。

高崎高校の生徒さんは、企画を通じて積極的で、メモも多く取っていました。今回のツアーを通じて、生徒さんが少しでも東大を身近に感じ、一人でも東大志望者が増えてくれたら、と思います。また、東大に限らず、現在より一段階上の大学を目指してくれたら、と思います。これからの高崎高校の皆さんのご活躍をお祈りします。