2016年3月19日10:30~16:10、 東京大学本郷キャンパスにおいて、青森県立青森高校・ 青森県立弘前高校の1年生・ 2年生12人を対象に東大ツアーを行いました。 今回のツアーでは、文系と理系に分かれて、キャンパス見学会、 プレゼンテーション、個別相談会、ワークショップを行いました。 また、文系の生徒は模擬授業を受け、 理系の生徒は研究室見学を行いました。
○キャンパス見学会
安田講堂や総合図書館などの有名な建物や、法学部・文学部・ 薬学部・医学部・ 工学部など実際に大学生が講義を受けている建物を見学しました。 大学生が建物の中でどのような講義をどのように受けているのかに ついて具体的にイメージしてもらえたようでした。
○プレゼンテーション
プレゼンテーションでは、文系・理系1人ずつの東大生が、 それぞれのお互い全く異なる私生活について話しました。 実際の東大生について具体的に知って、 東大生を身近に感じてもらえたようでした。
○個別相談会
東大生2人と生徒2~4人の2グループに分かれ、 計2セットの個別相談会を行いました。 受験に関することや大学生活に関することなど様々な質問に東大生 が自分の経験をもとに答えました。 高校生から積極的に質問が出て、 大いに盛り上がる相談会となりました。
○模擬授業(文系)
教養学部で古典研究をされている田村隆先生が模擬授業を行ってく ださいました。 大学で専門的な勉強をするとはどういうことかについて、 古典の様々な切り口から、わかりやすく、楽しく、 熱くお話ししていただきました。 青森のお話や地方から上京することに関連したお話もあり、 高校生の皆さんも興味をもって熱心に聞いていました。
○研究室見学(理系)
研究室見学では工学部応用化学科の二つの研究室を見学しました。 教授方のお話や研究室の中を見ることで、 高校で学ぶ化学とは一味違う大学での化学の研究について、 生徒の皆さんにイメージをもってもらうことができたのではないか と思います。大きな機械を用いた研究や、 ミクロの世界での化学反応の観察など、 まだ高校で化学を習い始めたばかりの生徒さんには難しい内容もあ ったのですが、集中して授業を聞く姿は印象的でした。
○ワークショップ
高校生と東大生の複数のグループに分かれ、 対話形式で企画の振り返りをした後で高校生のみなさんに大学に入 ってからの生活について考えていただきました。 他校の生徒とも交流し、良い刺激を得られたようでした。
東大や東大生の実態についての話を聞いたり他校の生徒と交流した りして、 高校生の皆さんの東大に対する前向きな気持ちが膨らんだのではな いかと思います。皆さんがよき仲間となり、 自分の目標に向かって突き進んでいかれることを願っております。