東大ツアー 2014/08/21 沖縄県昭和薬科大学附属高校

地方高校生に、追い風を

8月21日(木)の11:00~16:30に、沖縄県の昭和薬科大学附属高校の1・2年生20名を対象に東大ツアーを行いました。
まずは工学部化学生命工学科の相田卓三教授による模擬授業がありました。化学生命工学科についてやアクアマテリアルをはじめとした研究成果、これからの研究者に求められることについてお話しいただきました。そのあとは、研究室の皆さんの案内のもと、グループに分かれて研究室や実験器具を見させていただきました。積極的に質問したり、熱心に説明を聞いたりしている高校生の姿が多くみられ、なかなか良い体験になったのではないかと思いました。

次は中央食堂でFairWIndメンバーと一緒に昼食を取りました。
カレーが人気だったようですね。続いて4班に分かれてキャンパス見学会を行いました。本郷キャンパスの広さに驚く姿、熱心に写真を撮る姿が見られました。安田講堂や工学部前広場、正門や赤門などを巡りながら、実際に自分が大学生になった時の様子を想像することができたのではないでしょうか。最後に生協購買部でお土産を買う時間を設けました。

そのあと、ワークショップとして、大学1年生の1週間づくりを体験してもらいました。まず東大生の住む物件の例の中から、通学時間や広さなどを考慮しつつ自分が住みたいものを一つ選びました。そのあと、実際の東大生の時間割表をもとに、サークルや部活動、アルバイトを決め、さらに学習の時間や家事のための時間、起床時間や通学時間などを書き入れ、自分なりの1週間の過ごし方を考えてもらいました。終わりにグループ内で各自の1週間の予定表を見せ合う時間を設けました。実際に1週間づくりをすることで、大学生活の具体的なイメージがわき、また一人暮らしに対する不安が少しでも解消されたのではないでしょうか。

最後に、個別相談会を行い、高校での勉強や大学生活についての質問を受け付けました。メモを取りながら熱心に耳を傾けている高校生の姿を見て、私はとても頼もしく感じました。帰ってからメモをまた読み返し、実践していく中で、自分に合った勉強法を見つけていってほしいな、と思います。

夏真っ盛りの中でのツアーでしたが、目をキラキラさせ熱心に取り組む高校生のみなさんの姿に、私たちも元気をもらい、とても有意義な時間を過ごせました。今回のツアーが、昭和薬科大学附属高校のみなさんの進路選択や、これからの勉強に対して何か役立つものになっていたら嬉しいです。