【東大生が教える】世界史の勉強法

地方高校生に追い風を

【東大生が教える】世界史の勉強法

このページでは主に東大受験生向けに、世界史の勉強法、おすすめの参考書・問題集など、何人かの東大生のアドバイスをまとめて紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

基本の勉強法

ここでは世界史の基本的な勉強法を紹介します。世界史をどのような流れで勉強していたのか、東大生の生の声を聞いてみましょう!

世界史は、とにかく覚える事項が多いですよね。暗記で重要なのは、効果的な反復です。「エビングハウスの暗記曲線」を聞いたことがあると思います。ここでは詳しく説明しませんが、私はその理論を利用した対策をするようにしました。
とは言っても、厳密にやるには高校生は忙しすぎるので、私は授業を受けたその日と週末に一問一答式の問題集を使って復習し、その後、学校が課題などで出してくれた演習問題を解きながら知識の定着度をチェックしたり、関連する事項の確認をしました。
意識すべきことは、時代と地域間のつながりです。私は、基準にする地域(わかりやすさから、私の場合は中国)の年表を作成し、そことのつながりという見方で他の地域の年表と組み合わせ、新しい知識を身につけた毎に細かく書き込みました。

東大入試はたくさんの情報の入ったシンプルな論述を求めているので、難しいですが、頑張りましょう。

東大・論述対策

ここでは、主に東大世界史の対策法を紹介します。
東大生は、論述問題の東大世界史にどのように立ち向かっていたのでしょうか。
東大だけでなく、一般的な世界史の論述対策にも役立つ情報だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

①まずは世界史の教科書を読みまくろう

東大の世界史の問題はあまり細かいことは聞いてきません。一つ一つ重要事項をきちんと理解しているかが大事です。
その点教科書はエッセンスを凝縮した読み物なので一番優秀です。受験直前まで何回も読んで教科書をぼろぼろにしましょう。

おすすめの教科書
世界史B(山川出版社)
慣れるまでは読みづらいかもですが政治史に関しては網羅されています。この1冊で十分。
詳説世界史(東京書籍)
近年出題が増加している経済史、文化史に強い1冊。文字も大きく読みやすいので副読本に是非。

②添削を始めよう

まずは論述の問題集から取り掛かりましょう。添削してもらう方が絶対いいです。1日1枚やるぞっていう意気込みでとにかく量をこなしましょう。完成した答案は先生に見てもらいましょう。

おすすめの問題集
詳説世界史論述問題集(山川出版社)
テーマごとに問題がまとまっていて便利な上、厳選された問題が多く掲載されておりお勧めです。

③東大の過去問を解こう

東大の過去問は今までの総決算です。添削も欠かさずやりましょう。特に間違えた問題は丸がつくまで何度も見てもらいましょう。

まず、教科書を用意しましょう。世界史の教科書は
①山川出版詳説世界史
②山川出版新世界史
③東京書籍世界史
④帝国書院世界史
の4つが主要です。(実教出版もバランスが取れていて良いですが、あまり使われていない感じがします)

①は多くの人が使っているのではないでしょうか。(ちなみに私は①と④です)
確かに①も良い(単語量は三省堂に次いで2番目に多いですから)ですが、センター試験のみ世界史を受ける受験生も対象としているので、物足りない感じがします。それと、テーマ学習が他の教科書と比べ少ないです。東大向けという感じではありません。(もちろん、①だけでも合格しますが)
②と③が良いような気がします。(主観です笑)②は少し詳しすぎるような気もしますが・・・
④は完全に東大受験生のために作られた教科書です。だから、逆にセンター試験を受ける受験生や東大以外の国立2次試験で世界史受験する受験生が使ってしまうと、大変なことが起きてしまいます。なぜかというと、重要語句の説明が明らかに少ないからです。その代わり、東大が狙ってくる近代世界システム論やネットワークなどといったテーマ集が充実してます。
教科書は、それぞれ長所と短所があるので2冊買うのがオススメです。もちろん1冊でも全然問題はありません。教科書で受験の合否が決まるわけありませんから。自分次第です。

その次に用意する問題集などは、
⑤駿台書籍の東大世界史問題集(すみません。書籍名を忘れてしまいました)みたいなの。25年分の過去問が載ってたはずです。
⑥資料集:帝国書院のタペストリーがオススメです。(近代世界システム論が詳しく書いてあります)山川でも良いですが・・・
⑦時事問題への関心を持つこと
です。

⑤についてですが、赤本の25カ年とどちらを買うか迷うと思いますが、絶対に⑤です。理由は、『25カ年』の解答(大論述です)は東大が要求するレベルでないでしょう。解説も少なすぎで、それを読んでるだけでは東大が求めているものには届きません。さらに、値段が高い。⑤はテーマごとにかかれていて、テーマの関連がつかめる。これくらいでしょうか。
そして、⑦ですが、最近の時事問題から問題を出す可能性があります。今世界で何が起きているでしょうか?
イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ大統領就任によるアメリカの保護主義化、移民、テロ(宗教的問題)、「イスラム国」、アジア諸国の経済的台頭、人権問題、グローバル化に抗う反グローバリズム(地域ナショナリズム)の高揚などなど。もちろん日本も憲法改正で軍事面で大きな変動があるかもしれません。領土問題も未解決です。東アジアだけでも、各国のナショナリズムが対決し合っている状態です。
このような世界情勢か、今「国家とは?」つまり、主権国家とは? 国民国家とは? や「保護主義と自由主義の対決」「戦争と人権、平和」「移民」が問われています。そして、グローバル化による、ヒト・モノ・カネの流れが活発になっいます。このような世界情勢が生まれるきっかけや、過去に起きた現代と類似する事態、過去と比較して現代と違うところなどがテーマとなって出題されます。
だから、今のうちに、主権国家や銀の流れ、文化の伝播、ナショナリズム(民族主義・国民主義)、ヒトの流れ(主に移民国家アメリカ)、世界史的軍事制度の変遷、海の道(特に、東南アジアを中心に)、大航海時代以降の世界の覇権争い、植民地での独立運動、世界史上における帝国の役割とその崩壊、情報通信技術の発達、交通機関(蒸気船や鉄道)の役割と影響、人権はどいう風に生まれたか、奴隷制や封建制について、立憲主義と共和制と専制主義(つまり、どうやって、法の支配が生まれたか)、各時代各国における宗教政策(威圧と寛容)、などを学ばなければいけません。
これらを、上記に記した問題集や教科書で調べてください。その際に、インターネットを使って調べてみるのもいいですね。これをこなせば大論述は問題ありません。第二問と第三問を9割くらいとれば、50点以上間違いなしです。

参考書・問題集とその使い方

ここではおすすめの世界史参考書・問題集とその使い方をご紹介します。
参考書や問題集ってたくさんあってどれを使ったらいいかわからない…そんなあなたは、以下で紹介する参考書・問題集をぜひ参考にしてみてください! あなたにぴったりの一冊が見つかるかもしれません。

『段階式世界史論述のトレーニング」(Z会編集部、Z会出版)
いきなり難度の高い問題に取り組むのに比べ、この問題集では「限られた地域と時代、短文型」の比較的知識で書きやすい論述問題から、「複数の地域と時代、長文型」の大きな歴史の流れを問うような、本格的な論述問題へとスムーズにステップアップできるのでおすすめです。

『世界史論述練習帳new』(中谷臣、パレード)
世界史論述の解き方や考え方が学べるのはもちろんですが、おすすめしたいのは付録としてついている「基本60字論述」問題集です。量も多く、問題を解くことによって知識を固定化・体系化することができます。

『判る!解ける!書ける!世界史論述』 (伊倉正武・井上徳子・金貞義・山内秀朗、河合出版)
この日本史版もかなりおすすめの問題集です。基本的に見開き1ページに問題から解答解説まで載っているレイアウトが非常に見易いです。問題に対する考察、考え方も質が高くかなりハイレベルな問題集だと思います。

ここからは世界史の一問一答の勉強法を私なりの2つのステップに分けて紹介します!

ステップ1「用語暗記」
教科書や一問一答形式の単語帳を使う一般的な勉強法です。
単語帳は長く使うので、内容を見比べて、使いやすいと思ったものにしましょう。赤シート付がおすすめ。

ステップ2「用語解説」
一通り覚えたら、複数のキーワードを用いて、自分の言葉で用語を説明できるようにしましょう。これで、どんな問い方にも対応できます。
教科書準拠の用語集が役立ちます。自分で用語を選んで説明を書いたり、短い論述問題を解いたりして身につけましょう。
概念・制度(重商主義、主権国家など)の理解は大論述にも役立ちます。
私大対策は教科書の注釈や資料集・用語集まで読み込みましょう。
センター試験や過去問のテーマ・問題文にでた用語を調べるのも効果的です。

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