【東大生活】進学選択に向けて先輩からのアドバイス編

地方高校生に追い風を

【東大生活】進学選択に向けて先輩からのアドバイス編

こんにちは! FairWindです。

さてさて、東大新入生の皆さんはそろそろ授業も始まってきたのではないでしょうか。今年(2020年度)は新型コロナウイルスの流行もあり、進学選択に対する不安がより高まっているのではないかと思います。

※進学選択というのは、「前期教養課程の成績に応じて自分の希望する学部・学科に進学する」という東大のシステムのことです。このため、人気のある学部・学科を志望する東大生は前期教養課程でかなり高い成績を取ることが要求されることもあります。

そこで、FairWindは先輩東大生約30人に「進学選択を振り返って、1Sセメスターで頑張っておいた方が良いと思うことは何か?」というアンケートを取りました!進学選択に成功した先輩、失敗した先輩など、様々な先輩の意見を集めてあります。

まずはそんなアドバイスを読んで、これからの東大生活を一緒に考えていきましょう!

やっぱり第二外国語が重要

アンケートに最も多く寄せられた回答は、「とにかく第二外国語を頑張る」でした!(特に文科)

必修科目の1つ、第二外国語。皆さんは何語を選択しましたか?(筆者はフランス語選択でした)

何語を選択していても、 文理共通で「第二外国語一列」「第二外国語二列」(文系のみ「第二外国語初級(演習)」)が必修になっていますね。これらは進学選択で使われる基本平均点に参入される科目のうち、文系なら10単位、理系なら6単位が必ず含まれ、大きな比重を締めます。

また、「第二外国語一列」と「第二外国語初級」は通年で開講される講義なので、1Sセメスターでつまずいてしまうと、1Aセメスターの成績も引きずられてしまう可能性が高いです。

と、ネガティブな面ばかり取り上げてきましたが、これらは逆に考えると進学選択を有利に運ぶこともできます。具体的には、

  • (例えば)フランス語という1教科を学ぶだけで10単位(6単位)分の勉強になりコスパが良い
  • フランス語が得意なら、それだけで10単位(6単位)分の好成績を取ることができる

ということです。みなさん何かしらの動機があって学ぼうと志望した言語だと思うので、ぜひ頑張ってくださいね!

追い出し不可の「必修科目」

第二外国語に次いで多かった回答が「必修科目をがんばっておく」ということでした。

文理共通で、第二外国語のほか身体運動科学実習(通称:スポ身)や情報、英語一列・二列などが該当します。また、理系はこれに加えて数理科学などの必修が加わります。

まず、追い出しとは何か説明しましょう。

進学選択における「追い出し」とは?

進学選択においてほとんどの学部で用いられるのが基本平均点です。これは平たく言えば「必修科目と、選択科目の中で成績が良かったものの平均点」です。だから、選択科目で失敗しても後で別の科目でよりよい成績を取って塗り替える(=追い出しする)ことができるのです。

しかし、必修科目は一度単位を取ってしまうと再履修ができないことから、必修科目の追い出しをすることができません。

なので、必修科目は1Sのうちにがんばって高成績を取っておく必要があるのです。

進学選択に向けて、学問への興味を広げよう!

最後に、「学問への興味を広げること」という声も多く上がりました。

そもそも東大入学時に自分が進学したい学科が決まっている人は多くはありません。また、進学したい学科が決まっていても、実際に進学したのは入学当初は思ってもいなかったところだった、という東大生も少なくありません。

また、前期教養課程の存在は「教養教育(リベラル・アーツ教育)を学部教育の基礎として重視」しているという東大からのメッセージでもあります。
※教養学部の紹介は
こちらから。

ちなみに私は、文科二類で入学したのですが、文学部・工学部の授業を受けたり、理転することも本気で考えていた時期がありました。まずは、「自分は文系/理系/〇〇学部志望だから」と決めつけないでシラバスを眺めて見るのはいかがでしょう?
※2020年度のシラバスは
こちらから。

実際の先輩の声

アンケートに回答を寄せていただいた東大の先輩方からのメッセージをいくつか掲載します!

「無理し過ぎないこと」理科一類→工学部精密工学科3年

1Sは特に慣れないことばかりで大変だと思うので、授業を取りすぎないと良いかと思います。
今年は特に総合科目の情報が入ってきにくい状況ですので、理系の子はいっそ必修のみの履修にしてしまってもいいかと思います。

総合科目を取るとするならば、ある程度興味のあるものを取ると良いかと思います。せっかく大学に入ったのに得点が期待できるかどうか、単位が取れるかどうかというような基準で取るのはもったいないような気がします。文理関わらず広く履修が可能な前期教養を楽しんでもらえたらいいかなと思います。
(後期になっても他の学部の授業を履修することはできますが、学部によってはその選択肢が限られてしまう場合があります。うちの学科は基本的に工学部以外の単位は申請して認められないと卒業単位認定してもらえません。)

進学選択でいい点が取りたい人については、必修を頑張っておけばいいと思います。総合は後からなんとでもなるので、頑張って必修をいい点取りましょう。

「早めの決断を」理科二類→教育学部基礎教育学コース3年

決められるのであれば1S中に進学先を決めることをオススメします。進学選択は1年半の点数ゲームなので、本気を出すタイミングが遅ければ遅いほど挽回が難しいです。
もしサークル等に入るのであれば、先輩に学部学科の雰囲気を聞き、進学先をどうするか考えておきましょう。「進学先よく分からないから、とりあえず高い点数とる!」というモチベの持ち方は大学生(特に東大生は周りの人達が優秀なこともあり)にはとても難しいです……。

「進路は2Sで考える」理科二類→医学部医学科3年

入学時点で希望の学部学科が既に確定している人は少ないはずなので、1年生のうちにそこそこ良い成績をとってから2Sでゆっくり進学先を検討することをお勧めします。1人暮らしは生活がだらけてしまいがちですので、とにかく平日は学校に行って授業を受ける習慣をつけることが当たり前でありかつとても重要です。 必修科目で低い成績ばかり取ってしまうと挽回が難しくなるので、理系なら特に第二外国語と数学を頑張っておくといいです。

「自分のキャパシティを広げる」文科三類→教育学部3年

大学1年生の春学期は、とにかく色々なことに挑戦してみて欲しいです。学問はもちろん、課外活動や学友との交流など、東京大学は様々な可能性に開かれた大学です。その中で多少無茶だと思っても挑戦し続けることで、自分自身のキャパシティ(できることの多さや広さ)が広がると思います。

自分の可能性を制限することなく、どんどん自分に負荷をかけてみて下さい。

余談になりますが、東京大学に入学することをゴールにしてきた学生の中には、「スチューデントアパシー」という症状にみまわれる人もいるそうです。何に対してもやる気を感じることができず、無気力になってしまうそう。様々なことに挑戦して日々ワクワクすることで、そのような無気力になるリスクを少しでも低くすることもできるのではないかなと個人的には思っています。

終わりに

いかがでしたか?参考になる視点も多くあったのではないかと思います。

しかし、どれもあくまで「先輩の声」でしかないことにも注意しなければなりません。本記事の中でも矛盾する記述があるかもしれませんが、それはあくまで色々な先輩の「経験」を紹介してきたに過ぎないからです。

受験勉強がそうであったように、東大生活や進学選択にも「王道」は存在しません。本記事を参考にしつつ、サークルやバイトなどの課外活動や自分のキャパシティと相談して、自分だけの東大生活をデザインしていってください!

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