2017年12月22日

東大対策・論述対策

このページでは、東大日本史の対策法を紹介します。

論述問題の東大日本史にどのように立ち向かっていたのか、東大生の声をお届けします!

東大だけでなく、一般的な日本史の論述対策にも役立つ情報だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。


こんにちは!僕が高校時代にやっていた日本史論述対策を紹介します!

それは「教科書準拠のノートを利用する」ということです。

僕が高校時代に使っていた山川出版社の教科書の場合、「詳説日本史ノート(詳説日本史ノート編集部)」というものがあります。
本来は単語の暗記用で使うものですが、空白があり書き込みが十分できます。

そこに、教科書を読んでいて重要だと思ったフレーズ・模試の解説の中で論述を解くうえで使えそうなフレーズを書き込むのです。
また、ノートに書いてある文の中で論述に使えそうなフレーズにはマーカーなどで印をつけます。

すると、ノートが論述で使えるフレーズがたくさん書き込まれていることになるので、それを音読などで暗記しましょう!
暇なときに眺めているだけでもなんとなく覚えていくので、そのフレーズを解答に盛り込むと筋の通ったものが出来上がるはずです。
(文 1・2年)


東大の日本史論述は提示された史料や文章を利用しながら解答する独特な形式です。

本番の試験で過去問の類題が出る可能性は低いですが、東大の問題に取り組むうえで必要な思考の仕方を養えるので、演習には過去問が最適です。25年分取り組むとなおよいです。

参考文が提示されている以上はそれに即して解答する必要があります。参考文は解答者へのヒントというより、「この側面からこの知識を使って解答しなさい」という出題者側の要求みたいなものだと捉えた方がいいです。

それを読み取る練習としても過去問がいいです。ただし、近現代史の問題は知識がないと中身のない解答しか書けないものも多いので、一問一答などで知識を確かなものにしましょう。

また、解答を書くときは時間も意識しましょう。目安としては1題につき15~20分で解答し終わる練習をしましょう。それくらいで仕上げないと地歴の試験で時間が足りなくなる可能性が出てくるので。

日本史の問題といっても、日本史の知識だけで解くよりも政治・経済など社会科学の知識も利用した方が解きやすい(理解しやすい)問題も散見されるので、
高校で履修している場合はそれらもフル活用しましょう。

要は習ったことを無駄にするのはもったいない、ということです。

25年分仕上げたら予備校の東大模試で演習しましょう。また、受けた東大模試は必ず復習しましょう。たまに的中します。(2015年度はそうでした)

日本史の知識を習得するなら、教科書程度で十分です。また、教科書で使われているフレーズ、言い回しは非常に便利なので、演習の際に見つけたものはノートなどに簡単にまとめて暗記するとよいでしょう。
(文1・1年)


まず、用意する教科書と参考書は、

①山川出版詳説日本史

②山川出版新日本史(東大ネタの宝庫。河合塾も駿台もこれを意識した問題を作っていることがあります。)

③駿台のセンターで学ぶ日本史シリーズ(解説が非常に詳しく、論述にそのまま使えるし東大ネタが多い。それと駿台のテキストを丸写ししたものなのでそれなりに良い。問題を解くのでなく、解説をじっくり読んで自分で説明できるようにすること。)

④東大日本史25カ年(解説をじっくり読むこと)

です。私自身東大日本史にかなり苦しんだ経験があり、浪人して上記の参考書と教科書で従来の日本史観がガラリと変わり、今では大学で役立っています。

古代律令体制や中世封建社会、共同体、身分制度、村と都市機構、議院内閣制、荘園制、金本位制など東大が狙うテーマを中心に学習していきましょう。

具体的には、教科書を何度も読み、③と④の解説を人にきちんと説明できるくらいまでじっくり読み理解するのです。

東大模試は、日本史は東進が一番バランスがいいです。河合塾は要約で、駿台は知識問題なので(←これ、模試作成者が言ってました笑)

ちなみに、駿台書籍の日本史時代の特徴と展開も使ってみるといいですよ。(現役生には少し難しいかもしれませんが、東大ネタの宝庫です)

そして、余裕があるなら、インターネットで、最新の学説を調べてみるといいですよ。それに関連した問題が出る可能性もありますから。

さらに、東大日本史学科の教授の専門はきちんと把握しましょう。そして、きちんと対策をしましょう。

これらをこなせば、50点も十分いけます。

(文3・1年)


みなさんこんにちは。

今日は東大日本史の対策について記事を執筆したいと思います。

まずはみなさん、東大の日本史と聞いて、どのような印象を受けるでしょうか?全記述式が四題、各時代から均等に出る、教科書と違うことを答えなければいけない(?)…などなど、手のつけにくそうな印象を受けるかもしれません。

では、東大日本史で及第点(40点前後)を安定して取るには、どのような勉強をすれば良いのでしょうか?

有名塾の人気講師の授業を受けるのもありかもしれません。しかし、地方に住んでいるとなかなかそのような勉強は難しいですよね。

僕も経済的・地理的に塾に通えなかったので、参考書を用いて勉強していました。今回ご紹介するのは、そのときに使っていた参考書です。なお、東大日本史を攻略することに限定して記事を書いているので、センターの対策はここでは触れません。あしからず。

①二次で40点を目指す人

基本的に二次対策の勉強は詳説日本史B(山川出版社)が中心になります。

この教科書を使う理由は、多くの東大の日本史の教授が執筆しているからです。つまり、出題者=執筆者という理想的な教科書になっています。東大の日本史は、自分が知っている知識をひけらかすというよりむしろ「東大の先生が持っている歴史観=出題者が問いたい歴史観」に基づいて答えるという解答姿勢が大事になっています。

具体的な勉強法として、まずは各章を読み込みます。このときに大事になってくるのは、時代背景をおさえながら教科書をよむことです。

例えば、「律令制の整備の背景には唐・新羅との対外関係があった」といった時代ごとのエッセンスを大事にしつつ読んでいきましょう。なんなら教科書の余白に書いても構いません。

わからない単語や、東大日本史で重要になってくる単語(院宮王臣家など)は日本史用語集(山川出版社)でおさえましょう。用語集の単語説明の仕方は、実際に記述する際のお手本にもなるので、軽く文章構成を覚えるくらいにはしておきましょう。

東大日本史対策で教科書の次に大事なのは、難関校過去問シリーズ、いわゆる赤本です。

東大の日本史25カ年(塚原哲也、教学社)を使って過去問演習をしていきましょう。初めは答えを見ず、時間制限もかけずに問題を解く訓練をしましょう。

この際、信頼できる先生に添削指導をしてもらうことを強くお勧めします。文章の書き方・他の答案との差のつけ方などを学べることでしょう。直前期は一日一年分を時間を決めて解くといいと思います。

二次で40点を目指す人は、現役の場合だと15年分も解ければ上出来だと思います。何度も同じようなテーマがでてくるので、過去問で問題に触れるつどに教科書・ノートなどに解答のエッセンスをまとめましょう。おすすめは教科書の該当箇所に書くことです。そうすれば、普段教科書を読む際に自然と覚えることができます。

なお、ここまでで挙げた勉強法は、センターで日本史が安定して9割以上取れる程度の知識量を前提としているので、二次対策と並行してセンターの対策も怠らずしっかりやっておきましょう。

②二次で50点を目指す人

ここからは、東大の二次試験で日本史50点ほどを目指し、日本史を得点源としていきたい人向けのアドバイスです。現時点で40点程度取れる実力のある人、どうしても日本史で得点を取らないといけない人は読んでください。中途半端な実力のまま50点以上を目指すと、テクニックも定着しないので注意してください。

とまあ大げさなことを書きましたが、①に加えてする勉強は、詳説日本史研究(山川出版社)を使ってより東大日本史に特化した前提知識を身につけること、詳説日本史では扱ってないテーマを専門的に勉強することが基本になります。

これを本番で書ければ、採点官が「お、分かってるな」と思うような文章の書き方、用語の形容の仕方が身につきます。ただし、何度も言うように詳説日本史のスタンダードな内容が頭の中に入っていることが大前提です。

あと、この参考書はすべて読む必要はありませんが、勉強するにはかなりの時間を要します。他の科目との兼ね合いを考えて、余裕があればこれを使って勉強してください。他の受験生と日本史でかなりの差をつけられます。

個人的に、挙げればきりがありませんが、ヤマト政権と政治制度、律令制と国際関係、郡評論争、大王と天皇(古代天皇制の性格)、律令制の内実、東北との関係、院宮王臣家と初期荘園、9世紀の天皇権力強化と官僚制について、摂関政治期の太政官制などを読み込めば古代は完璧になると思います。

あと挙げられる実践的なアドバイスとしては、基本的に史料を第一とすること、論述の作法に則ること、綺麗な字で書くようつとめること、一文は15字程度にして読みやすくすること、因果関係がわかりやすく書くことをモットーにすると、採点官への印象が良くなります。

各大手予備校の模試に関しては意見が分かれるところですが、個人的に駿台の日本史が本番に近い印象を受けました。模試で扱ったテーマもフォローアップしつつ、基本の教科書に戻って勉強すると良いでしょう。

以上長々と書きましたが、僕個人の勉強の経験から話しているので、ここで書かれていることを参考にしつつ、みなさんは自分なりのやり方を編み出してください。健闘を祈ります。

(文3・2年)


 

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