日本史編

〜【日本史編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法〜

東大生が勧める参考書や問題集、勉強法を紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。


論述対策

こんにちは!僕が高校時代にやっていた日本史論述対策を紹介します!
それは「教科書準拠のノートを利用する」ということです。
僕が高校時代に使っていた山川出版社の教科書の場合、詳説日本史ノート(詳説日本史ノート編集部)というものがあります。
本来は単語の暗記用で使うものですが、空白があり書き込みが十分できます。
そこに、教科書を読んでいて重要だと思ったフレーズ・模試の解説の中で論述を解くうえで使えそうなフレーズを書き込むのです。
また、ノートに書いてある文の中で論述に使えそうなフレーズにはマーカーなどで印をつけます。
すると、ノートが論述で使えるフレーズがたくさん書き込まれていることになるので、
それを音読などで暗記しましょう!
暇なときに眺めているだけでもなんとなく覚えていくので、そのフレーズを解答に盛り込むと筋の通ったものが出来上がるはずです。
(文Ⅰ・2年)

東大の日本史論述は提示された史料や文章を利用しながら解答する独特な形式です。
本番の試験で過去問の類題が出る可能性は低いですが、東大の問題に取り組むうえで必要な思考の仕方を養えるので、演習には過去問が最適です。25年分取り組むとなおよいです。
参考文が提示されている以上はそれに即して解答する必要があります。参考文は解答者へのヒントというより、「この側面からこの知識を使って解答しなさい」という出題者側の要求みたいなものだと捉えた方がいいです。
それを読み取る練習としても過去問がいいです。ただし、近現代史の問題は知識がないと中身のない解答しか書けないものも多いので、一問一答などで知識を確かなものにしましょう。
また、解答を書くときは時間も意識しましょう。目安としては1題につき15~20分で解答し終わる練習をしましょう。それくらいで仕上げないと地歴の試験で時間が足りなくなる可能性が出てくるので。
日本史の問題といっても、日本史の知識だけで解くよりも政治・経済など社会科学の知識も利用した方が解きやすい(理解しやすい)問題も散見されるので、
高校で履修している場合はそれらもフル活用しましょう。要は習ったことを無駄にするのはもったいない、ということです。
25年分仕上げたら予備校の東大模試で演習しましょう。また、受けた東大模試は必ず復習しましょう。たまに的中します。(2015年度はそうでした)
日本史の知識を習得するなら、教科書程度で十分です。また、教科書で使われているフレーズ、言い回しは非常に便利なので、演習の際に見つけたものはノートなどに簡単にまとめて暗記するとよいでしょう。
(文Ⅰ・1年)


一問一答

山川…教科書準拠のような問題集で、受験勉強の手助けとなるだけでなく、教科書学習の後の確認用としても使えます。東大受験に必要な語句を過不足なく掲載しているという印象ですが、赤シートが付属しておらず(市販の赤シートでも透けます)、隠しながらの勉強が少し難しいというのが難点です。
東進…単語の掲載量が山川よりも多く、私大入試もカバーできるよう構成されているので、東大受験には必要のないような難しい単語もあります。難易度が★★★までありますが、東大受験においては★★くらいまでで十分でしょう。赤シートを用いた学習がとてもしやすいです。
日本史ターゲット…東進と同じく難易度別になっていますが、東進が時代ごとにまとめられ難易度はごちゃまぜになっているのに対し、こちらは難易度ごとにまとめられています。資料問題や図表問題も多めに取り扱っているというのが特徴です。

今回は定評のある3冊を比較しました。
問題レベルが東大に最適な山川、学習のしやすさや他大学へのカバーが魅力的な東進、ターゲットと、3者にそれぞれ良さがあります。ぜひ実際に手にとって、自分に合いそうな単語帳を選んでみてください。また資料問題の一問一答についてですが、東大では資料の穴埋めや資料名を答えるという問題はまず出題されないので、私大などでそういった問題が頻出の方はぜひやるべきだと思いますが、東大受験の場合では無理をしてやる必要はないかと思います。それよりも資料の本文をよく読み込むことが大切です。
また勉強の中心に一問一答を据えてしまうとただ単語の暗記のみの勉強になってしまい、記述力の向上に繋がらなくなる場合があります。ぜひあくまでも一問一答は補助教材として扱い、二次試験での記述練習や教科書の読み込みに多く時間を割くようにしてみてください。
(文Ⅰ・1年)

僕は日本史の一問一答をする前に、教科書や研究ノート(これは学校によっては使っていないかもしれませんが…)で解く範囲を暗記してから一問一答の問題集に取り組んでいました。そして、間違えたところや、問題文に出てきた事項などを再度教科書などで確認して定着させていました。
地味な作業かもしれませんが、暗記して一問一答を解いて確認する作業は、問題集1ページ分ならかかっても30分くらいで終わると思います。ほかの教科に飽きたときなど、気分転換くらいの気持ちでやってみるのもいいかもしれません。
(文Ⅰ・1年)