東大ツアー 2013/06/13 島根県立浜田高校

地方高校生に、追い風を

6月13日(木)に島根県立浜田高等学校の生徒さん25名が東大ツアーに参加してくれました。
午後からは先端科学技術センターでの研究室見学ということで、キャンパス見学会は駒場Ⅰキャンパスで行いました。当日はあいにくの雨ではありましたが、生徒さんたちの日頃の行いが良いおかげか、台風は北の方に逸れたため小雨で済みました。東京での交通機関を使い慣れてはいなかったと思いますが、早く集合してもらったので、見学会の時間を多く取れ、生協でお土産を買う時間がありました。高校生の皆さんは家族や友達に買えたでしょうか。

「どれくらい勉強していましたか。」など、キャンパス見学中も積極的に質問が飛び交い、大変うれしく思いました。また、今回は駒場Ⅰキャンパスの見学会では初となる駒場図書館見学を行いました。高校では「図書室」だったのが、大学では「図書館」と、一つの建物が蔵書スペースとなっていることに驚いた生徒さん多かったのではと思います。文系に進んでも、理系に進んでも、専門科目を勉強するにあたって、多くの書物にあたることになります。大学での勉強とはという漠然としたイメージを持ってもらえたらいいなと感じます。

個別相談会では、「大学でとっている授業はどうやって選んだのですか。」という、大学の学問に関心をもってくれた質問や、「勉強時間の作り方」、「英語の勉強法」など、今の勉強に対して問題意識を向けた質問をしてくれました。20分×2回では時間が足りないほど、多くの質問が出てきました。東大生も話し甲斐がありました。まだ聞き足りないことがあったかもしれませんね。そんな時は質問コーナーを活用してもらえればと思います。

島根だと地理的に関東に出てくるということ自体が壁となりやすいかもしれません。関東圏と言わずとも、実家から遠い大学に行くのには少し抵抗があるものです。実際、実家に帰りやすい、という理由で広島出身の私も最初は近畿地方の大学進学を考えていました。2年生の夏に東大のオープンキャンパスに行った時に(その時は本郷キャンパスでしたが)建物のカッコよさに魅かれて、「ああ、ここがいいな」と思ったのを覚えています。夏休みの間に志望校のオープンキャンパスに行くなどして、大学実物を見て、そこの大学生と話してみると、きっと新たな発見があります。受験勉強のモチベーションアップにもなるでしょう。

今回、東大生と話したり、東大の建物を見たりしたことで、大学とはどんなところなのか、東大の魅力とはなんなのか、ということが少しでも伝わっていれば幸いです。部活、勉強、高校生活は夏休みも忙しいと思いますが、頑張ってください!